『魔女の宅急便』は、ぼくにとって「キキちゃんめっちゃかわいい映画」だった。金曜ロードSHOW!の紹介ページには「誰もが共感できる成長物語」と書かれている。全く正しい。ニシンのパイを届けるシーンは、何度見てもつらくなる。とはいえ、彼女は幸せものだった。「世間は思ったより冷たかった」かもしれない。にしても作中に出てくるのは優しい人ばっかり。悪い人がいない。特に、おソノさんの異常な懐の広さたるや。ウルスラの