今や一つのジャンルとして浸透している、BL(ボーイズラブ)。これまでに『ゲイ短編小説集』、『レズビアン短編小説集』という、異色のアンソロジーを出してきた平凡社ライブラリーが、このジャンルを見逃すはずはありませんでした。『古典BL小説集』の収録作7篇は、19世紀後半から20世紀中頃の〈女性作家が書く男性同士のホモエロティックな(関係が含まれている)物語〉の中から選ばれているのが大きな特徴。腐女子視点のものも