ネットで大炎上したアイドルグループ『音娘撫子2XXX』、目標達成ならずでCD全国販売見送り

写真拡大 (全3枚)

 都内を中心に活動するアイドルグループ『音娘撫子2XXX』(おとこなでしこ にせんえっくす)が、2月から行っていた「公式オンラインショップからの新曲1千ダウンロード企画」に失敗し、達成した場合に実行されるはずだった「初のCD全国発売」を見送りにしたことが分かりました。

【関連:SNS乗っ取り、ブラック企業、ネット炎上……『人生ゲーム』新作が世知辛い】

■無名なのに大炎上したアイドルグループ

 『音娘撫子2XXX』と聞いても知らない人が多いのではないでしょうか。多分ほとんどが知らないはずです。

 彼女達はライブ活動を中心とした、いわゆる「地下アイドル」や「ライブアイドル」と呼ばれるグループ。そのため名前が「無名」か「有名」かでいうと今現在では「無名」な方。

 しかし、1月にある件でニュースに取り上げられ、世間から注目されています。

 2015年1月、長年芸能活動を自粛していた元極楽とんぼの山本圭壱さんが復帰ライブを行いました。その時、メンバーの島崎瑠那さん(18)と五十嵐花茄さん(17)が出待ちをし、山本さんに花束を渡したことで、報道陣がコメントを求め、彼女達に殺到する一幕がありました。

 それが後に、彼女達がアイドルグループのメンバーであること、さらに花束を渡すシーンを動画配信サービス『ツイキャス』で配信していた事が分かり、「山本の復帰を売名に使ったアイドル」としてニュース記事で紹介され、ネットで大バッシングを受けたのです。

 そんな騒動の一方で、二人が若すぎるということもあり「事務所にやらされたんだろう」と考える人もネットには散見していました。

 実際、グループTwitterアカウント(運営事務所)がその夜に、「本日の山本圭一さん出待ちの件につきましてご質問、ご意見は全て直接事務所の方にお願い致します。 メンバーに質問されましても回答出来兼ねますのでご了承下さい。」と告知を行っています。

■目標1千ダウンロードに対し、現実は『223件』

 今回彼女達が行っていたのは、2月14から3月14日までの期間に「公式オンラインショップから新曲『歪カタオモイ』(500円)の1千ダウンロード(パッケージ版販売含む)を目指す」という内容でした。

 達成された暁には、冒頭紹介したとおり全国CDショップでのCD販売が予定されていましたが、結果は223件。

 以前みかけた彼女達のライブでの話によると、「1件500円の有料で最大3ダウンロードまで可能で、カウントとしては333人が3回、1人が1回すればいい」と説明していたので、場合によっては何とかなりそうな挑戦でしたが、達成とはなりませんでした。

■『音娘撫子2XXX』不人気の理由

 今回のこの結果。単に、彼女達の不人気を証明しただけに終わってしまいましたが、個人的に気づいたことがあります。

 彼女達が本格始動したのはつい昨年の話。さらに学生メンバーの生活を考慮し、活動は週末中心の月数回程度に抑えている様子。持ち歌はまだ2曲のみで、メジャーデビューは勿論していません。そんな状況なので、「知名度が低い」のは当然。

 だがしかし!いくら活動回数が少なくても、人気が出るアイドルは必ずいます。何が彼女達を不人気にしているのか?

 それは「公式サイトの写真が酷すぎる」ことに理由がある気がしてなりません。
生の彼女達を見たことがあるので言えることですが、実物はあの5倍!いや、言い過ぎですね「3.5倍は可愛い」と思います。

■公式の写真がまるで「証明写真」

 実物に会った後に公式サイトを見てビックリしました。あまりの写真写りの悪さに。本気で2度見しましたもん。中には、実際の顔と写真で一致しにくいメンバーも……しかも複数。普通芸能人の公式サイトというと、「これでもか!」と盛った写真が掲載されるものですが、彼女達のものはまるで「証明写真」。

 そんな写真を、ただ切り貼りしただけの今回のCDパッケージ。彼女達に人気の責任があるのではなく、これはプロモーションにも問題あるんじゃないかと……。

 なお、今回の1千ダウンロード未達については、一部ファンから「もうちょっと段階を考えるべき」「まるでメンバーが悪いみたいになってる」と、こちらも運営に対する辛辣な声が上げられていました。