淡路恵子さんの遺品を巡り「長男vs事務所社長」が泥沼化
1月11日に一周忌を迎えた淡路恵子さん(享年80)。生前所属していた事務所社長と、長男であり俳優の島英津夫(54)との金銭トラブルを、1月15日発売の「女性セブン」(小学館)が報じている。
同誌によると、淡路の死後、身の回りの遺品整理を始めた島が、キャッシュカードや銀行の預金通帳がなくなっていることに気づき、銀行で出庫記録を取ってもらったところ、「入院した月以降、おふくろの口座には1円も入金されていなかった」のだという。入院中やそれまでもずっとテレビに出ていたにも関わらず、だ。
淡路には再ブレイク以降、バラエティ番組、執筆仕事も含め月に150万円ほどの稼ぎがあった。入院前には事務所の取り分を引いた額がきちんと入金されていたため、島はこれを不審に思い、所属事務所の社長であるKさんに問い合わせたところ、「時間がかかるのでまた連絡する」と言われたまま連絡が途絶えたのだという。
島は1月13日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)でも、
「母のマンションは会社の寮だと聞いていたので払ってもらっていると思っていたが、水道代の未払いに関する督促状が届いた。葬式の際に、徳光さんが渡したという遺品のCDもなかった」
と話した。
一方で、そもそもKさんの支えがなかったら淡路さんの生活が成り立っていなかったという話もある。
淡路の知人は、
「再ブレイク前の淡路さんを救ったのはKさん。仕事もお金もない淡路さんの引越し代や家賃など、身銭を切って支払っていたんです。着物などの形見分けも、淡路さんはKさんに託されていたのに、全部島さんが持って行ってしまった」
と証言している。
「葬儀場についても、島が事務所社長に知らせず勝手に決めてしまったため、現場は大混乱でした。彼は金銭的にもルーズなところがあり、淡路さんだけではなく、あちらこちらからお金を借りているのに、ほとんど仕事がなく返せていない。そんな状態だから、これまで親交があった芸能人たちとも“絶縁状態”にあるそうです」(週刊誌記者)
Kさんに対しては「法的手段も視野に入れている」と一歩も譲らない構えの島と、事務所社長との確執。二度の離婚・息子たちの死を乗り越え、激動の人生を生き抜いた淡路さんだが、彼女が天国で安らかに眠れる日はいつ訪れるのだろうか。
(取材・文/一樹守)