知ってました!?トルコ料理のネーミングがオモシロすぎるっ!!
フランス料理、中華料理と並んで世界三大料理の1つとされるトルコ料理。肉の串焼き「シシ・ケバブ」や伸びるアイス「トルコアイス」などが有名でしょうか。さまざまな特徴を持つトルコ料理ですが、特に見逃せないのが料理のネーミングなのです。例えば、「坊さんの気絶」「貴婦人の太もも」…などなど、ちょっと気になってきませんか?
トルコ料理って、どんな料理?
トルコ料理のキーワードとなるのは「遊牧」と「地中海」です。国としてのトルコのルーツはモンゴル高原から中央アジアにかけて暮らす遊牧民にあります。当時、遊牧民たちが食べていたのが乳製品や羊肉を中心とした食事です。やがてトルコの前身として栄えたオスマン帝国の発展と共に東西ヨーロッパの食文化が交わり、オスマン帝国の宮廷料理として独特の食文化を築いていきました。
トルコ料理に大きな変化が生まれたのは1922年のオスマン帝国の滅亡以降、地中海諸国の影響を大きく受け、イタリア料理やスペイン料理のようにトマトやオリーブオイルをよく使うようになりました。「遊牧」の乳製品と羊肉、「地中海」のトマトとオリーブオイルをふんだんに使うトルコ料理最大の特徴は、とにかくバラエティ豊かなこと。いろいろな国々の食文化を取り入れ、調理法や使う素材もたくさんあります。そして、料理のネーミングもバラエティに富んでいるのです。
ここが変だよ!トルコ料理気になるネーミング集☆
「なんで、こんな名前になったの?」と思わせる愉快なネーミングの料理がトルコ料理はいっぱいあります。その由来と共に、チェックしてみましょう!
イマム・バユルドゥ=「坊さんの気絶」
イマム(お坊さん)が気絶するほど美味しいという意味の料理です。夏野菜をたくさん使えて、今の季節にぴったりですね。
坊さんの気絶(トルコ料理・ナスとトマト)
パトゥルジャン・イマム・バユルドゥ。お坊さんを気絶させたという伝説の料理。
気絶の原因は美味しそうな匂いか、食べ過ぎ?
チョバン・サラタス=「羊飼いのサラダ」
チョバンは羊飼いの意。昔、遊牧民が家畜を放牧させているときの簡単な食事として食べていたサラダだそうです。彩りも豊か!!
羊飼いのサラダ (トルコ・地中海)
レモンとオリーブオイルたっぷりで、地中海らしいサラダです。スプーンですくえるのでお子様でも食べやすい♪
カドゥンブドゥ・キョフテ=「貴婦人の太もも」
キョフテは団子の意。トルコではぽっちゃり気味のグラマーな女性が人気。そうした女性の柔らかい太もものような食感がするとか、しないとか(笑)
トルコ料理☆貴婦人の太もも・キョフテ
その悩ましげな名前から想像できる?ように軟らかくてジューシーな揚げハンバーグ☆
「カドゥンブドゥ・キョフテ」と言います
ヒュンキャル・ベェーンディ=「スルタンのお気に入り」
ヒュンキャルはイスラム国家における皇帝=スルタンの意。皇帝に好まれるほど美味しい料理とのこと。ホワイトソースとナスのピュレの上にミートシチューをかけたちょっと不思議な料理です。
トルコ料理☆茄子のベシャメルソースと牛煮
焼き茄子入りのホワイトソースはトロトロでトマトで煮たお肉とよく合います☆
「スルタンのお気に入り」という有名な料理
ヤイラ・チョルバス=「高原のスープ」
ヤイラとは高原の意。高原の家畜からとれたヨーグルトで作るスープのことです。夏は冷やして、いただいてみても美味しそうですね。
ヨーグルト味 高原のスープ(トルコ)
ヤイラ・チョルバス(高原のスープ)と呼ばれる、ヨーグルトとミントの香る爽やかなスープです。冷凍飯など残飯も活用できます。
エゾゲリン・チョルバス=「花嫁のスープ」
トルコの花嫁が、嫁ぎ先の体の悪いお義父さんのために作ったことに由来するスープ。体も心も温まりそうですね。
トルコ料理☆エゾゲリン・チョルバス
レンズ豆を使ったもうひとつトルコの有名なスープ。
お米やブルグルのプチプチ感が美味しい、満足感のあるスープです。
いかがでしたか?他にも「ノアの方舟」という、ひよこ豆を使った日本のぜんざいのようなお菓子もあるみたいですよ。なんだか奥が深いのか、浅いのかわかりませんが、いろいろ面白いことは確かなトルコ料理。是非、そのネーミングと共に実際の調理も楽しんでみてくださいね。(TEXT:中本タカシ/ライツ)
参考資料:
『家庭で作れるトルコ料理』(河出書房新社)
『食文化-歴史と民族の饗宴』(悠書館)







