1万円以上する高級スタイラスペン「Jot Touch with Pixelpoint」は何ができるの?まずはパッケージや外観などをチェック【レビュー】

プロも使える高級・高性能スタイラスペンだった!

スマートフォン(スマホ)やタブレットなどにタッチパネルが搭載され、指による操作が当たり前となりましたが、やはり細かい操作や手書き入力、お絵描きなどをするときには先の細いペンを使うと便利ですよね。そのため、スマホなどで使える「スタイラスペン」が量販店などで販売されています。

当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」でもこれまでにいくつかのスタイラスペンを紹介してきており、その中でもEvernoteにも対応したペン先1.9mmという極細スタイラス「Jot Script」をレビューしました。

今回は、このJot Scriptの新製品でAdobeの絵画作成アプリにも対応した「Jot Touch with Pixelpoint」を試す機会をいただいたのでレビューしてみようと思います。

このJot Touch with Pixelpointは、スタイラスペン大手のAdonitが今年6月に発表した新製品で、2014年7月9日現在の販売価格は13,800円(税別)となっています。100円均一でもスタイラスペンを購入できる昨今、この高級スタイラスペンは何をもたらしてくれるのでしょうか。

まずは商品の内容を見て行きたいと思います。パッケージは透明なケースです。

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中には簡単な説明書が入っており、各国の言葉で利用方法が書いてあります。なお、公式Webページでも操作方法を確認できますが、7月9日現在では英語のみとなっていました。

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このスタイラスペンは充電式で、充電用USB充電器が付属します。充電はマグネット接続となり、充電器にペン後部を設置するようになります。90分の充電で連続11時間の利用が可能です。

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Jot Touch with Pixelpointのペン本体には2つのボタンがあり、対応アプリではさまざまな機能を利用できるとのこと。

ペン先側のボタンは電源も兼ねており、長押しすることで電源が入り、バッテリーによって非常に微弱な電流(人間にはわからない)が流れるようになっています。これにより、スマホやタブレットなどの静電容量式タッチパネルでタッチ操作ができるようになっています。

ちなみに、マグネット式電源接点から外した場合は自動的に電源が入りましたので、使わないときは充電接点に付けるようにすると、電源の状況をあまり意識しないでも良さそうですね。

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大きさはちょっと太目のボールペンといった感じで、中に取り外し不可のバッテリーなど搭載されているためほどよい重さを感じます。

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旧機種のJot Scriptと新製品のJot Touch with Pixelpointを並べてみました。左側のJot Scriptはどちらかというと字も絵も書けるノートに向いているため、ペン先が極細1.9mmとなっていますが、今回紹介しているJot Touch with Pixelpointはそれと比較するとやや太めの3.18mmペン先を採用しています。

それでも一般的なスタイラスペンと比較すると極めて細いですね。なお、このペン先で2048段階の筆圧検知機能も搭載しており、筆圧によって紙にえんぴつなどで描くように線の太さや濃さを調整することが可能です。

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(左=Jot script、右=Jot Touch with Pixelpoint)


また、ペン自体にBluetoothを搭載し、対応機器と接続することができます。そのため、技術適合もしっかり通過し、いわゆる技適マークもシールとして貼り付けてありあす。

技術的には対応機種の「iPadシリーズ」(iPad miniシリーズ含む)とBluetooth 4.0 LEで接続し、描いている際の筆圧や接点位置情報などをやりとりします。

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このスタイラスペンペンはiPadやiPad mini専用となっていますが、単に利用するだけなら一般的なスマホやタブレットでも利用できます。

しかしながら、真価を発揮するのはiPadシリーズで、かつ、対応アプリで利用する場合となります。

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次回は絵心のない筆者が実際にこのJot Touch with Pixelpointでどこまで絵を描けるかチャレンジしてみようかなと思います。ご期待ください。次回分「絵描きに最適なスタイラスペン「Jot Touch with Pixelpoint」で絵心のまったくない人が何かを描いてみた!タイムラグや筆圧検知の具合などの描き心地をチェック【レビュー】 - S-MAX」も公開しました。
 




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