金券、地域の特産品から映画の招待券まで 7月の注目株主優待をピックアップしてみた!
20万円以下で買える7月株主優待は、自社株主優待券や金券類が中心
7月は、株主優待の実施件数が20件以下とかなり少ない。そんな中で安定した人気を誇っているのが、飲み物やゼリーのバラエティに富んだ詰め合わせが楽しめるダイドードリンコ(2590)。しかし、必要投資金額が47万円(7/2終値で計算、以下同)と比較的高額になってしまうのが少々難点…。
というわけで、ここではもう少し手の出しやすい投資金額20万円以下の銘柄の中から、注目の株主優待を見ていこう。
20万円以下で買える7月の注目株主優待 | ||||
主な株主優待内容 | 最低投資 金額 | 優待/予想配当 利回り | ||
1 | 【会社名(コード)】日本駐車場開発(2353)/【確定月】6,12月 | |||
【株主優待内容】 1000株以上で、駐車場30%割引券5枚とスキー場 リフト1日券割引チケット3枚(1枚で4名利用可) | 12万3000円 | − | ||
2.20% | ||||
【備考】日本スキー場開発運営の5カ所のスキー場で利用可能(一部、グリーンシーズンも利用可) | ||||
2 | 【会社名(コード)】丸善CHI HD(3159)/【確定月】7月 | |||
【株主優待内容】 100株で1000円分、500株で2000円分、2000株で3000円分、 3000株で4000円分などの自社商品券 | 3万5100円 | 2.85% | ||
− | ||||
【備考】全国の丸善、ジュンク堂書店の各店舗で利用可 | ||||
3 | 【会社名(コード)】ティーライフ(3172)/【確定月】7月 | |||
【株主優待内容】 100株で1000円分、500株で2000円分、1000株以上で 3000円分の株主優待券 | 9万5400円 | 1.05% | ||
2.62% | ||||
【備考】今回から500株、1000株優待を新設。健康茶など自社商品の購入に利用可能 | ||||
4 | 【会社名(コード)】稲葉製作所(3421)/【確定月】1,7月 | |||
【株主優待内容】 7月は、100株で1000円分の図書カード、 300株以上で3000円相当の地域特産品や図書カードなどから 一品を選択 | 15万1000円 | 0.66% | ||
1.32% | ||||
【備考】1月の優待は、1000株以上で1000円分の図書カード | ||||
5 | 【会社名(コード)】不二電機工業(6654)/【確定月】1,7月 | |||
【株主優待内容】 100株で500円分、500株以上で1000円分のQUOカード | 13万4000円 | 0.75% | ||
2.01% | ||||
【備考】今回から7月株主優待も実施。3年以上の長期保有で株主優待内容がアップ | ||||
6 | 【会社名(コード)】ナイスクラップ(7598)/【確定月】1,7月 | |||
【株主優待内容】 10%割引になる優待券を、100株で6枚、3000株以上で12枚 | 3万4100円 | − | ||
1.47% | ||||
全国56店舗で利用可能、株主優待券1枚につき対象金額は上限5万円 | ||||
※株主優待内容、最低投資金額、利回りは7月2日終値時点 |
まず、3万円台とお手頃な価格で買えるのが、丸善CHI HD(3159)とナイスクラップ(7598)。前者は全国の丸善やジュンク堂書店で使える商品券で、本が好きな人にはオススメだ。後者は若い女性向けが中心のカジュアル衣料の専門店。店舗で使える10%割引券がもらえる。
今回から株主優待内容を拡充した銘柄もある。健康茶などを扱うティーライフ(3172)の株主優待は、前回まで100株以上で一律1000円分の株主優待券だったが、新たに500株と1000株以上の株主優待も設定。また、不二電機工業(6654)は、今回から1月に加えて7月にも株主優待を実施。1回の株主優待内容に変更はないため、年間の株主優待内容はこれまでの2倍に。しかも、長期保有優遇制度もあり、3年以上の継続保有で株主優待内容がさらに倍増する。
株主優待券や金券より、食品詰め合わせなど形のある株主優待が欲しい人なら、稲葉製作所(3421)に注目したい。100株株主優待は1000円分の図書カードだが、300株なら3000円相当の地域特産品がもらえる。
もちろん、300株では投資金額も3倍の45万3000円が必要になるが、100株優待と利回りが同じなのはうれしいところ。なお、特産品の株主優待は、毎回、稲葉製作所と関わりの深い地域から選ばれており、どの地域の特産品がもらえるのかも楽しみのひとつだ。直近の3回は、新しいほうから石川、愛媛、熊本となっている。
その他、表には掲載していないが、特産品など食品・飲料類がもらえる7月株主優待には、総合商研(7850)(投資金額66万2000円)やトーホー(8142)(39万8000円)などがある。