【車】2013年販売台数No.1!「スバル インプレッサ」が売れた4つの理由
![【車】2013年販売台数No.1!「スバル インプレッサ」が売れた4つの理由](https://image.news.livedoor.com/newsimage/9/0/90b7b_1332_1cc20f7b_1a6825ff-m.jpg)
車離れが進んでいると言われて久しい。そんな逆風の中、自動車メーカーは四苦八苦しているのが現状だ。昔のように車を店頭に並べているだけでは売れない。
しかし、売れている車は売れている。これを解すると、車が売れなくなったのでは無く、「魅力ある車」しか売れなくなったのだ。
そんな中、激戦区の1.6L-2.0Lワゴンタイプで2013年販売台数クラスNo.1(日本自動車販売協会連合会調べ)に輝いた車とは? 答えはスバル『インプレッサ』である。
■販売店の少ないスバル車が1位になったのは、魅力ある車だから。
スバルの販売拠点は少ない。首都東京の東京スバルでいえば32拠点しかない。対するトヨタは255拠点(中古車拠点除く)と圧倒的販売力を誇る。
そんな中、スバル車である『インプレッサ』がトヨタ車より売れるということは、よほどその車にユーザーが惹かれる魅力があるということに他ならない。
そんな『インプレッサ』のラインナップのうち、1.6リットル 5MTを実際に購入した堀口直樹氏のインプレッションも交えて、ご紹介したい。
■『インプレッサ』の魅力その1 低振動・低重心の新世代水平対向4気筒BOXERエンジン
スバル車を語る上で欠かせないのが、スバルの伝統ともいえる水平対向4気筒エンジンだ。
ピストンの左右対称の動きがボクシング選手のグローブを打ち合わせる様子に似ることから、ボクサー(BOXER)エンジンともいわれるこのエンジンは、一般的なこのクラスに積まれる縦にピストンが動く直列4気筒に比べて、縦揺れがない分室内に伝わる振動も低く、車の部品で一番重いエンジンの位置を低く積めるので、自然と低重心となる。言葉で表すのは簡単だが、高い技術力が求められるため、水平対向エンジンは国内ではスバル(海外ではポルシェが採用)しか商品化に成功していない。
低重心となるとどのような利点が現れるのか。まず重心は低ければ低いほど、カーブを曲がるコーナリング時に安定して操舵することができる。堀口氏によれば、「地面にタイヤが張り付いているような感覚」と評されるほどだ。また、堀口氏の『インプレッサ』は1.6Lエンジンだが、「2.0Lエンジンじゃないか」と錯覚することがあるほど、パワフルということだ。
また、エンジンの吹け上がりも、「狙った回転数にすぐに到達する。マニュアル車ならではの運転の醍醐味は十分に味わうことができる」という。隣に同乗していた彼女さんも、「これならマニュアル車の経験が浅い私でも運転できると思った」とのこと。燃費も13〜14km/Lと思ったより走ってくれて、経済的にもうれしいとのことだ。
■『インプレッサ』の魅力その2 卓越したシンメトリカルAWD(4WD)システム
堀口氏は「4WDといっても時速40kmを過ぎないと4WDにならなかったり、いつ4WDになっているのかわからない"エセ4WD"は絶対に嫌でした」という。
その点、『インプレッサ』に搭載されているシンメトリカルAWDは、下から見ると完全左右対称の設計が施されている。これは走行時に左右どちらかに重心が傾かないことを意味し、安定した走行が実現できる。
堀口氏が実際に高速道路を走った時の感覚では、「低重心ということもありますが、AWDのおかげで急に横風が吹いても安定しているし、とにかく線路の上を走っているような安定感がある」とのことだ。
■『インプレッサ』の魅力その3 広い室内。特に後席の快適さ
インタビューをしている最中で気づいたのだが、後席が広い。カメラマンは身長180cmと大柄なのだが、頭が天井についていない。この点は特筆したい点だ。
後席のパッセンジャーも長距離を楽に移動できることは、仲間ともドライブや家族使用にとって重要な要素であろう。
運転している堀口氏の座る前席は後席より一段天井の内装が上がっており、さらにゆったり感がある。また、フロントガラスが大きく設計されているため、見切りも良く運転しやすいことも購入の決めてだったとのことだ。
昔の1.6Lクラスの車といえば、狭い・非力・不安定が常識だったが、その常識は『インプレッサ』にはまったく当てはまらない。
■『インプレッサ』の魅力その4 自動衝突防止装置アイサイトによる安全性
自動衝突防止装置アイサイトの実力も紹介しなければならない重要ポイントだ。(※アイサイトは一部グレードのみに標準装備)
このアイサイトは、たんなる自動衝突防止装置だけでなく、全車速追従機能付きクルーズコントロールの機能も併せ持っている。つまり高速道路でアクセルを踏まなくても、前車のスピードに合わせて、適切な車間距離を保ちながら、追従していってくれる。これは非常に長距離移動には欠かせない便利さである。もちろん、前車が急停車したときなどは、アイサイトが自動的に減速し、衝突を防いでくれる。
また、よくある信号待ちで気づかないうちに先行車が発進してしまい、後からクラクションを鳴らされることも、先行車発進お知らせ機能が付いているので、余計なストレスから解消されること疑いない。
以上のような魅力を備えた『インプレッサ』。ぜひ一度、店頭にて実車をじっくり見てみるのが良いだろう。もちろん走りは折り紙付きだ。
スバル『インプレッサ』公式ホームページ[http://www.subaru.jp/impreza/sport/]