Chromecastを使ってテレビにAndroidの画面をミラーリングできるようになる?

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Cyanogenの開発者がChromecastをハックし、Android端末の画面をテレビに表示できるようにしたようだ。

もうすぐ、Chromecastを通じてAndroidのスマートフォンやタブレットの画面をテレビに表示できるようになるかもしれない。

グーグルが販売しているテレビ用ストリーミング・ドングルのChromecastが今、ちょっとしたカルト的人気を呼んでいる。35ドルで買えるこの製品は市場に出回っているメディア・ストリーミング製品のなかで最も安い部類に入り、実質どんなテレビにも接続可能で、スマートフォンやタブレットをリモコン代わりにしてテレビに各種メディアを表示することができる。発売から7ヶ月の間問題とされていたのは、使えるアプリの種類が非常に限られているという点だった。

Cyanogen社の開発者であるKoushik Dutta(AllCastアプリを開発した人物)は、ChromecastをハックしてAndroid端末の画面をそのままテレビにミラーリングする方法を発見した。彼は自身のGoogle+プロフィールに短いデモ動画を投稿し、携帯電話でFlappy BirdをプレイしたりTwitterを使ったりしながらそれをテレビに映し出す様子を公開している。

動画を見る限りでは表示にタイムラグが発生しており、現時点ではグーグルも端末画面のミラーリングを公式にサポートしていないのだが、この機能はまもなくChromecastで使えるようになるだろう。

Duttaは本日Google+に投稿したコメントのなかで、グーグルはAndroidからChromecastへの画面ミラーリングに対応するだろうが、まだ準備ができていないのだと述べた。Duttaの推測によれば、グーグルはChromecastのファームウェアに画面のミラーリングを許可するプロトコルを追加するだけで済むだろうという。彼はまた、グーグルはどうやらWebRTCを使用していないようで、そのためにMP4ビデオのストリーミングをバッファリングなしに行うことができず、H264またはVP8をストリーミングできず、さらにミラーリングにも遅延が発生するのだとも述べている。

Dan Rowinski
[原文]