MMD研究所が22日発表した「子供のスマートフォン利用に関する実態調査」によると、約7割の母親が早い時期から子供がスマートフォンに接触することに「反対」していた。

 今回の調査は、昨年12月16日から12月18日にかけて、0歳〜6歳までの子を持ち、スマートフォンを所有している20代〜40代の女性513人を対象に実施されたもの。

 「子供が早い時期からスマートフォンに触れることに対してどのように思っているか」を尋ねたところ、「賛成」が4.5%、「やや賛成」が26.1%だったのに対し、「やや反対」が47.4%、「反対」が22.0%で、約7割の母親が反対していた。

 一方、「子供と一緒にスマートフォンで遊んでいるか」という質問では、「よく使っている」が13.8%、「時々使っている」が32.9%、「あまり使わない」が19.7%、「使わない」が33.5%で、半数近くの母親がスマホを使って子供と遊んでいた。子供がスマホにふれることをあまり良いとは思わないながらも、便利さなどから時折利用しているという様子がうかがえる。

 「子供と一緒に遊んでいるアプリのジャンル」については、「子供向けのゲームアプリ」が56.9%、「動画アプリ」が35.5%、「知育アプリ」が31.4%、「絵本アプリ」が21.4%、「お絵かきアプリ」が21.1%などとなった。

 「子育て支援アプリ」を利用しているかどうかについて尋ねたところ、89.7%が「利用していない」と回答。「健康・成長記録アプリ」については、94.0%が「記録していない」と回答した。