日経平均が1万5000円を超えた今、 個人投資家は2014年のテーマ株を買うべきだ!

写真拡大

11月15日現在、日経平均は5月以来、再び1万5000円を突破した。世界経済に対する懸念材料などもあり、投資タイミングとしては心配も残る状況だが、2014年に注目を集めそうなテーマへの投資タイミングとしてははたしてどうなのか。フィデリティ投信の運用部長であるアレキサンダー R・トリーヴスさんを直撃した。

テーマ分野の成長が確実となる
数歩手前の最大の買いチャンスに!

 「日本の株式市場は、安倍政権による大胆な金融緩和と積極的な財政出動で経済成長が加速し、大きく上昇しました。5月中旬以降、株価は下落していますが、ここに来て再び上昇。今後の日本株はアベノミクスの第3の矢である構造改革などの成長政策がうまくいくかどうかが重要。確かに未知数な部分はありますが、すべての不安が解消されてからでは投資タイミングとしては遅いでしょう」

 と語るのは、米国の株式運用のトップクラスに位置するフィデリティ投信の運用部長、アレキサンダー R・トリーヴスさん。

 テーマ株への投資も同様で、本当に注目を集めるタイミングでは、株価が割高になっている可能性もある。一方で確実となる数歩手前の現時点での投資は、大きなリターンが狙えるタイミングでもあるのだ。

 また、今後の日本株について、トリーヴスさんは次のように解説する。

 「国内外にリスクはありますが、日本経済は中長期的に成長が続く可能性があります。今後は企業の成長はもちろん、賃金の上昇や個人消費、設備投資の増加などが持続するかが重要です。政策的には法人税減税やTPPへの参加、雇用制度改革などが順調に進むかどうかがカギとなります」

 年末に向けて、経済政策には課題が残っているが、個別企業を見ると明るい兆しが見え始めているのも確か。

 「株式投資で最も重要なのは個別企業の徹底調査。安倍政権の“実行力”を検証しながら、将来有望な銘柄を掘り起こしましょう」(トリーヴスさん)

 最後に、今発売中のダイヤモンド・ザイ12月号では、こうした2014年の上昇を先取りする、まさに確実となる一歩手前の「カジノ特区」「創薬バイオ」「新エネルギー」などのテーマ株のほか、利回り2.5%超の高配当株などを一挙に大公開中だ。10万円台や10万円以下で買える銘柄もたっぷり載せている。株式投資の始め方やチャートの見方など初心者向けの記事もあるので、まずはアマゾンや楽天ブックスのチラ読み、または書店で手にとってみてほしい。