透明パッケージだと食欲が減る―ただし「小粒のものは食べ過ぎる危険が」

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お菓子の食べすぎを防ぐためには、透明の袋に入れた方がいいのでしょうか?それとも逆?実験の結果、「大きいものは透明の袋に」「小粒のものは中が見えない袋に」入れるのが効果的であることが分かりました。

テレビを見ながらお菓子をつまんでいると、気が付けば袋が空に・・・そんな経験はありませんか?では、食べ過ぎを防ぐために、中身を透明の袋に移し替えてみたらどうでしょう?オハイオ州立大学が実験を行いました。


調査対象になったお菓子は「シリアル」(リング状で、フルーツ味とカラフルな色がついたもの)、「チョコレート」(円形の小粒で、カラフルなコーティングがしてあるもの)、「クッキー」「ベビーキャロット」の4種類。それぞれ透明の袋と中身が見えない袋に入れて、被験者にテレビを見ながら食べてもらいました。

結果、透明の袋のお菓子の場合、シリアルは69%、チョコレートは58%多く食べてしまうことが分かりました。これに対し、クッキーは38%、ベビーキャロットは78%食べる量が減ったそうです。

同じ透明パッケージなのに、なぜ明暗が分かれたのでしょう?研究チームのデン博士は、お菓子の大きさが影響しているのではないかと考えます。一口サイズより小さい場合は、袋の中を見ても「もう1個ならいいかな」と思ってしまい、結果的に食べ続けてしまうというのです。これに対しクッキーなどは、1つ食べると袋の中で減る量が多いので、早めにセーブできるというわけ。

なるほど。食べ過ぎないためには、「小さいものは姿が見えないように」「大きいものは中身が見えるように」するのが、食べすぎを防ぐコツなんですね。おやつの時間の参考にしてみてください。

参考:The Type of Food Packaging That Helps You Eat Less
http://blog.womenshealthmag.com/scoop/the-type-of-food-packaging-that-helps-you-eat-less/