缶ビールを泡立てて注げるサーバー
しかし、暑いからこその楽しみがある。そのひとつがよく冷えたビール。これだけは暑い日であればあるほど美味い。ところで、それをもっと美味くするためにはどうすればいいか。それは、うまく泡立てること。さて、それを缶ビールで実現するにはどうすればいいか。
それを実現できるのが、『缶ビール専用ハンディビアサーバー・コク泡』（グリーンハウス）というアイテム。350mlと500mlの缶ビール（キリン、アサヒ、サッポロ、サントリー）に対応し、コップに注ぐ際に、スイッチを押すと超音波によってクリーミーな泡が出てくるというもの。電源は単三形電池2本。これは試してみる価値がありそうだ。
早速500ml缶で試してみたが、なるほど装着は簡単で、説明はまったく要らないほど。ただ、間違ってしまったのは、泡を注ぐとき、スイッチをオンにしたつもりがスイッチレバーを逆方向に押してしまったこと。これでは泡はまったく出ない。それどころか、レバーを逆に押すと、本体と注ぎ口が外れてしまう恐れがある。これは注意が必要。
それを気をつければあとはまったく問題なかった。とくに大きな音がするでもなく、泡がどんどん出てくる。見た目だけでなくこの柔らかい泡の感触がなんとも気持ちいい。ビールはこの感覚があるから止められない。ビアホールのような泡立ちビールを自宅で缶ビールを使って味わえるとは嬉しい限りである。
なお、手入れとしては、本体を外したのち、注ぎ口部分を水洗いできる。とても単純な構造の製品なので、本体部を大事に扱えば故障はあまり起こりそうもない感じだ。
欲を言えば、日本の4大メーカー以外の缶ビールにも対応してもらいたかった。また、瓶ビールにも応用できればなお便利であったろう。現状としては、4大メーカー製の空いた缶に別のビールを注ぎ直して使用する以外にない。
あと、この製品、とてもコンパクトで軽いので、屋外で使用するのに向いているかも。缶ビールをクーラーにいっぱい入れて、あとはプラスチックコップに注ぐとき、同製品を使えばいいわけだ。これは是非やってみたい！
さて、ビールの美味しい季節はまだ終わらない。その間に泡立ちのいいビールをたくさん飲みたいものである。
（羽石竜示）
