ヒュンメルの商標権エスエスケイが取得 デンマークからCEO来日

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 国内最大級のスポーツメーカー エスエスケイが、デンマークのスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」の日本における商標権を取得した。これにあたり、7月3日に行われた2014年春夏シーズンの発表会にhummel international社のCEO、Søren Schriver(ソーレン・シュライバー)氏が出席。今後の日本における取り組みについてプレゼンテーションを実施し、「グローカルな視点で展開していきたい」と展望を話した。

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 エスエスケイは今回のパートナーシップの締結にあたり、サッカーやフットサル、ハンドボール分野の拡充をはじめ、マルチトレーニングの拡張やライフスタイルシューズの拡販といったダブルビー計画を発表。エスエスケイの代表取締役社長 佐々木恭一氏は「メガブランドやマスプロダクトでは飽き足りない消費者のニーズを刺激するブランドとして認知度を高めたい」と話しており、今後はなるべく早い段階での直営店の出店を視野に入れているという。一方、佐々木氏とは20年来の友人だというSøren Schriver氏は「ヒュンメルはプーマやアディダスよりも長い歴史を持っている。スポーツを通じて世界を変えることができると強く信じている我々の製品を、他人と同じアイテムを好むのではなく周囲と差を付けたいと感じる日本の消費者に受け入れられてもらえれば」と語った。

 1923年に設立された「hummel」は、革靴でサッカーをしていた当時、世界で初めてスタッド付きのスパイクを開発してグリップ力の飛躍的な向上を実現。1999年にはレトロスタイルとスポーツを融合させたファッションラインをスタートさせ、現在では「Change the World Through Sport.」をテーマに商品の製造販売をはじめ、アフガニスタンやシエラレオネのサポートなど様々な活動を行っている。