『ソルサク』『討鬼伝』『ROA』などPS Vita共闘ゲームの祭典「共闘学園」で約9時間に及ぶ熱戦!

写真拡大

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は23日、PlayStation Vita(PS Vita)の共闘ゲームの魅力を伝える「共闘先生プロジェクト」の一環として、「共闘学園開校式」を東京・千代田区のベルサール秋葉原で開催した。イベントでは、開校式典や新規タイトルの紹介、ユーザー参加型のトーナメント大会などが行われたので、その模様をお伝えしよう。

現在、爆発的なヒットを記録している『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』をはじめ、6月27日発売予定の『討鬼伝』、7月25日発売予定の『ドラゴンズクラウン』、8月29日発売予定の『ラグナロク オデッセイ エース』といった新規タイトルをいち早くプレイできるということで、早朝から大勢のゲームファンが会場に詰めかけた。

数回にわたり開催を予定している「共闘学園」イベントの第1回目となる今回。共闘先生(生瀬勝久)による開校宣言や、日本で唯一のプロの応援団「我武者羅應援團」による十箇条宣誓、総勢35名の合唱団による校歌斉唱など、開校式典も盛大に行われた。また、CMでおなじみの生徒役3名(田中、鈴木、山田)も登壇し、共闘先生の銅像もお披露目され、会場は大きな盛り上がりをみせていた。

「学校」仕立ての演出はそれだけではなく、ゲームの試遊コーナーを「教室」に見立てたり、ゲーム大会の申し込みを「願書」としてスクールバスで「一次試験」(予選大会)を行ったり、TVCM衣装・美術展示を美術部に見立てたりと、SCEJAの悪ノリ感が相乗効果でイベントを盛り上げている。舞台イベントの際にかけられた「起立! 礼! 着席!」の号令や、十箇条の読み上げなどでも、来場者はノリノリで参加。「開校式典の撮影はお断り……しません!」というアナウンスで「共闘学園」の生徒たちを沸かせていた。

そして、中でも注目を集めていたのが会場の「購買部」で販売されていた「共闘パン」。愛知県で実際に給食を提供する「キングパン協業組合」と共同開発したこのオリジナルパンは、全長30cmで、4人がかりでないとまず食べきれないという超ビッグサイズ。気になる中身は、あんこ、ジャム、クリーム、激辛カレーの4種で、それを4人で共闘して食べるという共闘学園のコンセプトを再現した直径30cmの巨大パンとなっている。ちなみに、共闘パンを購入して自宅で計測したところ、重さはなんと約1,100g。1人では絶対食べきれません。

また、「教室」(試遊コーナー)には黒板が設置されており、現役美大生による本気の落書き「黒板アート」が。本来なら黒板への落書きは許されない行為だが、美大生による本気の落書きはアートへと昇華させており、イベント中にさらに描き込まれていく見事な黒板アートに来場者は足を止めて魅入っていた。

そして、ユーザー自身が参加し、本イベント1番の盛り上がりを見せていたのはやはり「共闘トーナメント」。今回「試験」としてゲーム大会に選ばれたのは『SOUL SACRIFICE』と『討鬼伝』の2タイトルである。試合形式は4人1組のチームによるタイムアタックで、予選で成績のよい上位4チームが決勝トーナメントで争うことに。

『討鬼伝』の準決勝1戦目・2戦目は、最初に出会う巨大な鬼「ミフチ」の討伐タイムアタック。ミフチ攻略法として、本作のプロデューサー小笠原賢一氏、は「部位破壊を優先するか、鬼払いを優先するかの状況判断と、ミフチの弱点である”切る”特性を備えた武器(”切る”に特化した太刀、”切る”の特性を備えた双刀、鎖鎌)の選定、「ミタマ」の攻撃スタイルの特性把握することが重要」と解説していた。

そして、このポイントをしっかり押さえたチームが、なんと3分5秒という大記録をたたき出す結果となり、小笠原率いる開発陣からも驚きの声があがる。ちなみに「特別授業」として開発スタッフが挑んだ模範共闘では、2分56秒という高スコアを記録。当初予定していた”魅せる”技を捨て、真剣に勝負にミフチに挑んだ開発スタッフの姿に会場からは大きな拍手が起こっていた。そして、「クエヤマ」討伐のタイムアタックとなった決勝戦。動きは遅いが、突進や跳躍攻撃に両チームは苦戦を強いられた。一進一退の攻防が続いたが、7分49秒後、準決勝でスコア1位通過のチームが勝利している。