チベット自治区農牧庁は22日夜、同自治区シガツェ地区で12日に口蹄疫の疑い例が発生し、22日に確認されたと発表した。目下のところ流行は有効に抑制されているとした。中国新聞社が報じた。

 シガツェ地区城南弁事処で12日、一部養牛家で飼育されている牛に口蹄疫の疑いがある症状が発生した。発病した牛は計32頭で、自治区動物疫病予防抑制センターが16日に口蹄疫の疑いがああると判断し、国家口蹄疫参考実験室が22に口蹄疫と断定した。

 確認されたウイルスはA型(東南アジア97株)と発表された。

 現地では、口蹄疫が発生した地区を封鎖し、発症した家畜および同じ場所で飼育されていた家畜の屠殺(とさつ)・無害化の処置を進めている。目下のところ、口蹄疫は有効に抑制されているという。

 口蹄疫は牛、水牛、豚、羊、ヤギなどの偶蹄目や、一部げっ歯類(ネズミなど)が感染する伝染病で、感染力が強い。家畜に感染すれば、全滅させるほどの猛威を振るう場合がある。

 中国では2月にも広東省茂名区で、飼育されていた豚に口蹄疫が発生した。日本では2010年、宮崎県南部を中心に牛、豚、水牛の口蹄疫が発生した。家畜の殺処分などで、畜産関連の損失は1400億円、関連損失は950億円と算出された。(編集担当:如月隼人)