爬虫類もOK? ペット可マンションって何でもアリ?
進学や就職を機に、春から新生活を始める人も多いと思いますが、「一人じゃさみしい!」とペットとの生活を視野に入れている人もいるかもしれません。
ですが、“ペット可マンション”さえ選べば、どんな動物を飼うのもアリなのでしょうか? シェアハウスなどを運営する不動産関連のエキスパート「MASSIVE SAPPORO」代表・川村健治さんに、ペット可マンションの許諾範囲について聞いてみました。
■これまでの契約時に見た! 聞いた! 変わり種ペットとは?まず、川村さんにこれまで担当したお客さんのなかで珍しいペットを飼っていた方がいたか聞いてみると、「文鳥ですね。
旅行や出張の際、鳥かごに入れて一緒に移動しなくてはならないそうで大変そうでしたよ。
もうひとつは、イグアナですね」とのお話。
■ペットの許容の基準とは?契約書に「小動物OK」とあれば、両生類・魚類の飼育はOKということになるようですが、詳しい契約内容については、不動産、もしくは大家に尋ねるべきだといいます。
「大家さんの考え方によって許容の基準は変わるんです。
ペット可といっても、ほとんどの人が、小型犬や猫を想定しています。
また、ペット可の分譲賃貸の場合、“片手で抱えられるサイズまで”というルールが明記されていたりもします」と川村さん。
さらに、上述で変わり種ペットとして紹介したイグアナなどの爬虫類では、大家からの許可はもちろん、自治体の許可も必要になってくる場合があるそう。
最近は、「予想より大きくなってしまった」という理由によってそれらのペットを簡単に捨てるケースも出てきているというので、許諾うんぬんの前に“責任感”を持つことも大切なポイントになってきそうです。
■賃貸物件でペットを飼う場合、最低限気を付けたいことは?周りが迷惑だと思うもの、それはズバリ「鳴き声」。
「ペット可だからといっても周囲に迷惑をかけてはいけません。
特に、近年目立っているのが、小型犬の精神障害というケース。
飼い主がいないと、その不安からずっと鳴き続けてしまうもので、周囲にはかなりの迷惑をかけます」とのこと。
ただ、そういった犬も飼い主の前ではおとなしくなってしまい、なかなか気が付かないケースも多いよう。
ペットと暮らす際は、住む部屋がペット可物件かどうかを知ることはもちろん、サイズの問題や自身の責任についてもよく考え、なおかつ、そのペットを日ごろから気にかけてしっかり観察しておくことが求められるのではないでしょうか。
そして、珍しい動物を好む人も、勢いで飼う前に、大家・不動産・自治体から許可を得て、さらに保健所にも相談しなければならない場合があるので、それぞれにきちんと確認しておきましょう。
取材協力:株式会社MASSIVE SAPPORO 代表 川村健治氏【プロフィール】不動産デベロッパーで多数のマンションプロジェクトマネジメントを経た後、株式会社トランジットジェネラルオフィスグループの不動産部門にて、お台場『the SOHO』原宿『THE SHARE』などのプロデュースを行う。
2010年株式会社MASSIVE SAPOROを創業。
2011年より拠点を札幌に移し、『シェアハウスBUIEシリーズ』『COWORKING CAFE 36』、面白不動産紹介サイト『札幌空想不動産』などのプロデュース・運営を行っている。
http://massivesapporo.com/文●エフスタイル
ですが、“ペット可マンション”さえ選べば、どんな動物を飼うのもアリなのでしょうか? シェアハウスなどを運営する不動産関連のエキスパート「MASSIVE SAPPORO」代表・川村健治さんに、ペット可マンションの許諾範囲について聞いてみました。
旅行や出張の際、鳥かごに入れて一緒に移動しなくてはならないそうで大変そうでしたよ。
もうひとつは、イグアナですね」とのお話。
■ペットの許容の基準とは?契約書に「小動物OK」とあれば、両生類・魚類の飼育はOKということになるようですが、詳しい契約内容については、不動産、もしくは大家に尋ねるべきだといいます。
「大家さんの考え方によって許容の基準は変わるんです。
ペット可といっても、ほとんどの人が、小型犬や猫を想定しています。
また、ペット可の分譲賃貸の場合、“片手で抱えられるサイズまで”というルールが明記されていたりもします」と川村さん。
さらに、上述で変わり種ペットとして紹介したイグアナなどの爬虫類では、大家からの許可はもちろん、自治体の許可も必要になってくる場合があるそう。
最近は、「予想より大きくなってしまった」という理由によってそれらのペットを簡単に捨てるケースも出てきているというので、許諾うんぬんの前に“責任感”を持つことも大切なポイントになってきそうです。
■賃貸物件でペットを飼う場合、最低限気を付けたいことは?周りが迷惑だと思うもの、それはズバリ「鳴き声」。
「ペット可だからといっても周囲に迷惑をかけてはいけません。
特に、近年目立っているのが、小型犬の精神障害というケース。
飼い主がいないと、その不安からずっと鳴き続けてしまうもので、周囲にはかなりの迷惑をかけます」とのこと。
ただ、そういった犬も飼い主の前ではおとなしくなってしまい、なかなか気が付かないケースも多いよう。
ペットと暮らす際は、住む部屋がペット可物件かどうかを知ることはもちろん、サイズの問題や自身の責任についてもよく考え、なおかつ、そのペットを日ごろから気にかけてしっかり観察しておくことが求められるのではないでしょうか。
そして、珍しい動物を好む人も、勢いで飼う前に、大家・不動産・自治体から許可を得て、さらに保健所にも相談しなければならない場合があるので、それぞれにきちんと確認しておきましょう。
取材協力:株式会社MASSIVE SAPPORO 代表 川村健治氏【プロフィール】不動産デベロッパーで多数のマンションプロジェクトマネジメントを経た後、株式会社トランジットジェネラルオフィスグループの不動産部門にて、お台場『the SOHO』原宿『THE SHARE』などのプロデュースを行う。
2010年株式会社MASSIVE SAPOROを創業。
2011年より拠点を札幌に移し、『シェアハウスBUIEシリーズ』『COWORKING CAFE 36』、面白不動産紹介サイト『札幌空想不動産』などのプロデュース・運営を行っている。
http://massivesapporo.com/文●エフスタイル