お団子ヘアーの子が減っている?「ダンゴノコ。」運営者の意外な苦労
もうすぐひなまつり。ひなまつりといえばお団子。エキサイトニュースBitコネタでは「日本ツインテール協会」、「ポニーテール部」を取材してきたが、お団子ヘアーに特化したサイト「ダンゴノコ。」も発見!お話を伺ったところ、楽しそうな反面、苦労話がたくさん出てきた。早速、運営者である、かぼちゃさんのお話をどうぞ。
――サイトを立ち上げようと思ったきっかけは?
「元々、お団子ヘアーの子が好きだったんで、昨年の6月のあたりから『お団子が好き』っていうことをツイッターでつぶやいてたんです。そしたら『自分も好きです』っていう反響がかなりあったので、自分でサイトを作ることにしました」
●サイト開設の準備を始めたものの、いきなりの大ピンチ!
――1人で立ち上げたんですか!
「そうなんです。でも、知り合いにモデルさんがいるわけではないので、街に出てお団子ヘアーの子に撮影の交渉をするため、1人で声をかけることにしました。ところが、自分自身、おしゃべりが大の苦手で、とにかく断られ続けたんです。確かに、街を歩いていて突然『すみません、お団子ヘアーが好きでサイトを作ろうと思ってるんですけど、よかったら写真を…』って近づいてきたら、やっぱり気持ち悪いですよね(苦笑)。もう、無視されるか、白い目で見られるかのどちらかで、あまりにも断られ続けるので、ヘコみまくって、その時点でお団子のサイト作りをやめようと思ったぐらいです」
●救世主現る!
すっかりションボリ気味のかぼちゃさん。するとそこへ、自分もお団子ファンだという人(ハマリョウさん)が加わって、一緒に準備をしていくことになったという。しかも、ハマリョウさんは、非常にしゃべりがうまいので、「これからは撮影もスムーズに進むぞ!やったやった〜〜!」と、かぼちゃさんは大喜び。
…ところが…
「1人で撮ろうとしてた時からそうだったんですけど、そもそも、お団子ヘアーの子が予想以上に少なかったんです。原宿に1日いても、3人しか見かけない日もあるくらいで。しかも、しゃべりの上手な救世主のハマリョウさんですら、全員に断られてしまう始末で…」
お団子ヘアーの子が少ないのは、本当に予想外だったそうだ…
「私は大阪出身なんですけど、大阪はダンゴノコ。が多かったんです。実際に、初めて声をかけて撮らせていただいた方も、大阪の方でした」
●カナダ人のお団子ヘアー撮影に成功!
とはいえ、地道な努力と交渉のおかげか、少しずつではあるが、お団子ヘアーの写真は増えていった。
そんな折、お団子ヘアーをしているカナダの女性を発見!
「素敵なお団子だったので、なんとかして写真を撮らせてほしいと思って、頭の奥の方にしまいこんであった中学英語を、頭の中から引っ張り出してきて、必死で交渉しました。『アイアム プロデュース ウェブサイト。ユア、ヘアースタイル スナップ、オーケー?』とか言いながら。そしたら、ノリノリで撮らせてくれたんです!多分、自分がお団子ヘアーだから写真を頼まれたなんて、思ってらっしゃらなかったでしょうけど(笑)」
紆余曲折しながらも、サイトの準備は進んでいった。このまま勢いよく2月(2012年)にオープン!
と、思ったが…
●サイト開設直前で、またもやピンチが!
Webのデザイン等ができてきて、「あとは文章や写真を入れていくだけ」とホッとしたのも束の間、まさかの出来事がかぼちゃさんを襲った。
「2月に入って、あともう少しでサイトがオープンできると思った矢先、なんと2月2日(2012年)に『日本ツインテール協会』のサイトがオープンしたんです。ツインテールのサイトができるなんて知らなかったので、とにかくビックリでした。しかも、こちらのお団子のサイトに比べて、モデルさんの人数やコンテンツの充実度は、向こうがはるかに上で…(涙)。ツインテール協会は評判が良かったし、ここで『ダンゴノコ。』をオープンさせると、知らない人から絶対に『パクリだ』って言われそうで、テンションが下がりすぎて『もう、アカン。アカンわ…』と絶望する日が続きました。それでも、せっかくここまで作ってきたんだし、写真を撮らせていただいた子のことを考えると、やりきった方が良いと思いまして、ツインテール協会の開設から少し遅れて開設することにしました」
――(涙) なんだか、涙で明日が見えないような話ですね…
「この時の『ヤラレタ感』はすごかったけど、特定の髪型が好きな人は多いということを改めて実感しましたね」
ちなみに「ダンゴノコ。」のサイトでは、お団子の子に3色だんごを持ってもらって撮影している。
「この3色だんごを手に入れるのが大変で(涙)。3色だんごを持って撮影すると決めたものの、これが意外と売ってないんです。いつも新宿の『追分だんご』で買ってます。追分だんごさんには、一方的に感謝してます。『追分だんご』が3色だんごを売らなくなったら困るんで」
――お団子ヘアーの魅力ってなんでしょう?
「まず、なんといっても、お団子ヘアーは、どんな人にも似合うっていうところですね。あとは、お団子の形にあると思います。人はまるいものを見ると、優しさ、母性などのキーワードを心理的に感じます。頭の上に乗っているまるいお団子はまさにまるくてかわいい存在です。さらに、後ろから見るとうなじが見えるので色気を感じます。色気と優しさが合わさるとお団子ヘアーの出来上がりです」
(あれ?確か、冒頭でかぼちゃさんは、おしゃべりが苦手と言っていたような気がするが、お団子の魅力を語り始めたら、一気に饒舌になってきたよ)
「しかも、お団子にはそれぞれの思いが詰まってるんです。デートのある日は彼のことを思いながら、また、テストのある日は『今日はテストがんばるぞ』など、一日の気持ちがお団子にぎゅっと詰まっていて、全く同じお団子ヘアーを作ることはできないので、いわばアートの領域なのかもしれません。だから、お団子ヘアーの女の子をみると、どんな気持ちが詰まっているのかなと、わくわくしますよ」
そのほか、お団子ヘアーにはアレンジがたくさんあり、様々なシチュエーションですることができるのも魅力の一つだという。ちなみに、かぼちゃさんご自身はカッチリしたお団子も良いけど、ユルふわな感じのお団子ヘアーが好きだという。
――かぼちゃさんの思いとは裏腹に、確かに東京ではお団子ヘアーの人はあまり見かけませんが、理由は何なのでしょう?
「お団子ヘアーにするやり方が分からないという人が多いようです。今後は、お団子のやり方が分かるような動画などのコンテンツを増やします。もちろん、ひと口に“お団子”といっても、バリエーションはさまざまなので、色々な種類のお団子がつくりたくなるような内容にしていきます」
お団子ヘアーというと、時間がかかるというイメージがあるが、慣れれば一瞬でできるお団子ヘアーもあるとのこと。
●お団子にするとこんな良いことがある!
なんとかして、お団子の子をもっと増やしていきたいというかぼちゃさんから「お団子にするとこんな良いことがある」ということを教えてもらった。
・可愛く目立てる
・うなじを出すから、セクシーに見える
・大きめにお団子を作れば小顔に見える
・海外の方から注目される(特に東南アジア地域は、お団子ヘアー好きが多いそうだ)
・お母さんにお団子ヘアーをつくってもらえば、親子の間にコミュニケーションが生まれる
なるほど。確かに、子どもの頃にお母さんにお団子ヘアーをつくってもらった経験がある方は多いかも。
――では、今後の夢を教えてください。
「まず基本的に、お団子ヘアーをもっと広めたいという気持ちがありまして、国内外を問わず、お団子ヘアーの子が増えて欲しいと思っています。具体的には、お団子ヘアーのオンとオフを表現した写真集を作ったり、あとはお団子屋さんの運営。店員さんはみんなお団子ヘアーで、お団子を食べられて、お団子ヘアーにしてみたいという方には、ヘアーメイクさんに直接教えてもらえるといったようなお店です。もちろん、お団子ヘアーで来てくれた人にはお団子の割引きをするとか…」
お団子について、90分にわたってたっぷりと語ってくれたかぼちゃさん。かぼちゃさんのノートには、お団子ヘアーに対する思いがギッシリと書いてあった。お団子ヘアーの子が、国内外を問わず増えて欲しいというかぼちゃさんの夢は、お団子のように大きく膨らんでいくのであった…。(※ベタな締めでスミマセン ※取材/文:やきそばかおる)
「ダンゴノコ。」サイト
http://dangonoko.com/
全国よりお団子ヘアのモデルさん募集中!テンション次第では、何処まででも撮影にいくらしいです!
「ダンゴノコ。」facebookページ
http://www.facebook.com/dangonoko
――サイトを立ち上げようと思ったきっかけは?
「元々、お団子ヘアーの子が好きだったんで、昨年の6月のあたりから『お団子が好き』っていうことをツイッターでつぶやいてたんです。そしたら『自分も好きです』っていう反響がかなりあったので、自分でサイトを作ることにしました」
――1人で立ち上げたんですか!
「そうなんです。でも、知り合いにモデルさんがいるわけではないので、街に出てお団子ヘアーの子に撮影の交渉をするため、1人で声をかけることにしました。ところが、自分自身、おしゃべりが大の苦手で、とにかく断られ続けたんです。確かに、街を歩いていて突然『すみません、お団子ヘアーが好きでサイトを作ろうと思ってるんですけど、よかったら写真を…』って近づいてきたら、やっぱり気持ち悪いですよね(苦笑)。もう、無視されるか、白い目で見られるかのどちらかで、あまりにも断られ続けるので、ヘコみまくって、その時点でお団子のサイト作りをやめようと思ったぐらいです」
●救世主現る!
すっかりションボリ気味のかぼちゃさん。するとそこへ、自分もお団子ファンだという人(ハマリョウさん)が加わって、一緒に準備をしていくことになったという。しかも、ハマリョウさんは、非常にしゃべりがうまいので、「これからは撮影もスムーズに進むぞ!やったやった〜〜!」と、かぼちゃさんは大喜び。
…ところが…
「1人で撮ろうとしてた時からそうだったんですけど、そもそも、お団子ヘアーの子が予想以上に少なかったんです。原宿に1日いても、3人しか見かけない日もあるくらいで。しかも、しゃべりの上手な救世主のハマリョウさんですら、全員に断られてしまう始末で…」
お団子ヘアーの子が少ないのは、本当に予想外だったそうだ…
「私は大阪出身なんですけど、大阪はダンゴノコ。が多かったんです。実際に、初めて声をかけて撮らせていただいた方も、大阪の方でした」
●カナダ人のお団子ヘアー撮影に成功!
とはいえ、地道な努力と交渉のおかげか、少しずつではあるが、お団子ヘアーの写真は増えていった。
そんな折、お団子ヘアーをしているカナダの女性を発見!
「素敵なお団子だったので、なんとかして写真を撮らせてほしいと思って、頭の奥の方にしまいこんであった中学英語を、頭の中から引っ張り出してきて、必死で交渉しました。『アイアム プロデュース ウェブサイト。ユア、ヘアースタイル スナップ、オーケー?』とか言いながら。そしたら、ノリノリで撮らせてくれたんです!多分、自分がお団子ヘアーだから写真を頼まれたなんて、思ってらっしゃらなかったでしょうけど(笑)」
紆余曲折しながらも、サイトの準備は進んでいった。このまま勢いよく2月(2012年)にオープン!
と、思ったが…
●サイト開設直前で、またもやピンチが!
Webのデザイン等ができてきて、「あとは文章や写真を入れていくだけ」とホッとしたのも束の間、まさかの出来事がかぼちゃさんを襲った。
「2月に入って、あともう少しでサイトがオープンできると思った矢先、なんと2月2日(2012年)に『日本ツインテール協会』のサイトがオープンしたんです。ツインテールのサイトができるなんて知らなかったので、とにかくビックリでした。しかも、こちらのお団子のサイトに比べて、モデルさんの人数やコンテンツの充実度は、向こうがはるかに上で…(涙)。ツインテール協会は評判が良かったし、ここで『ダンゴノコ。』をオープンさせると、知らない人から絶対に『パクリだ』って言われそうで、テンションが下がりすぎて『もう、アカン。アカンわ…』と絶望する日が続きました。それでも、せっかくここまで作ってきたんだし、写真を撮らせていただいた子のことを考えると、やりきった方が良いと思いまして、ツインテール協会の開設から少し遅れて開設することにしました」
――(涙) なんだか、涙で明日が見えないような話ですね…
「この時の『ヤラレタ感』はすごかったけど、特定の髪型が好きな人は多いということを改めて実感しましたね」
ちなみに「ダンゴノコ。」のサイトでは、お団子の子に3色だんごを持ってもらって撮影している。
「この3色だんごを手に入れるのが大変で(涙)。3色だんごを持って撮影すると決めたものの、これが意外と売ってないんです。いつも新宿の『追分だんご』で買ってます。追分だんごさんには、一方的に感謝してます。『追分だんご』が3色だんごを売らなくなったら困るんで」
――お団子ヘアーの魅力ってなんでしょう?
「まず、なんといっても、お団子ヘアーは、どんな人にも似合うっていうところですね。あとは、お団子の形にあると思います。人はまるいものを見ると、優しさ、母性などのキーワードを心理的に感じます。頭の上に乗っているまるいお団子はまさにまるくてかわいい存在です。さらに、後ろから見るとうなじが見えるので色気を感じます。色気と優しさが合わさるとお団子ヘアーの出来上がりです」
(あれ?確か、冒頭でかぼちゃさんは、おしゃべりが苦手と言っていたような気がするが、お団子の魅力を語り始めたら、一気に饒舌になってきたよ)
「しかも、お団子にはそれぞれの思いが詰まってるんです。デートのある日は彼のことを思いながら、また、テストのある日は『今日はテストがんばるぞ』など、一日の気持ちがお団子にぎゅっと詰まっていて、全く同じお団子ヘアーを作ることはできないので、いわばアートの領域なのかもしれません。だから、お団子ヘアーの女の子をみると、どんな気持ちが詰まっているのかなと、わくわくしますよ」
そのほか、お団子ヘアーにはアレンジがたくさんあり、様々なシチュエーションですることができるのも魅力の一つだという。ちなみに、かぼちゃさんご自身はカッチリしたお団子も良いけど、ユルふわな感じのお団子ヘアーが好きだという。
――かぼちゃさんの思いとは裏腹に、確かに東京ではお団子ヘアーの人はあまり見かけませんが、理由は何なのでしょう?
「お団子ヘアーにするやり方が分からないという人が多いようです。今後は、お団子のやり方が分かるような動画などのコンテンツを増やします。もちろん、ひと口に“お団子”といっても、バリエーションはさまざまなので、色々な種類のお団子がつくりたくなるような内容にしていきます」
お団子ヘアーというと、時間がかかるというイメージがあるが、慣れれば一瞬でできるお団子ヘアーもあるとのこと。
●お団子にするとこんな良いことがある!
なんとかして、お団子の子をもっと増やしていきたいというかぼちゃさんから「お団子にするとこんな良いことがある」ということを教えてもらった。
・可愛く目立てる
・うなじを出すから、セクシーに見える
・大きめにお団子を作れば小顔に見える
・海外の方から注目される(特に東南アジア地域は、お団子ヘアー好きが多いそうだ)
・お母さんにお団子ヘアーをつくってもらえば、親子の間にコミュニケーションが生まれる
なるほど。確かに、子どもの頃にお母さんにお団子ヘアーをつくってもらった経験がある方は多いかも。
――では、今後の夢を教えてください。
「まず基本的に、お団子ヘアーをもっと広めたいという気持ちがありまして、国内外を問わず、お団子ヘアーの子が増えて欲しいと思っています。具体的には、お団子ヘアーのオンとオフを表現した写真集を作ったり、あとはお団子屋さんの運営。店員さんはみんなお団子ヘアーで、お団子を食べられて、お団子ヘアーにしてみたいという方には、ヘアーメイクさんに直接教えてもらえるといったようなお店です。もちろん、お団子ヘアーで来てくれた人にはお団子の割引きをするとか…」
お団子について、90分にわたってたっぷりと語ってくれたかぼちゃさん。かぼちゃさんのノートには、お団子ヘアーに対する思いがギッシリと書いてあった。お団子ヘアーの子が、国内外を問わず増えて欲しいというかぼちゃさんの夢は、お団子のように大きく膨らんでいくのであった…。(※ベタな締めでスミマセン ※取材/文:やきそばかおる)
「ダンゴノコ。」サイト
http://dangonoko.com/
全国よりお団子ヘアのモデルさん募集中!テンション次第では、何処まででも撮影にいくらしいです!
「ダンゴノコ。」facebookページ
http://www.facebook.com/dangonoko