働く女性の9割が「疲れ目」に悩んでいる。手軽な対策とは?

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使い捨てコンタクトレンズ「アキュビュー」を手掛ける、ジョンソン・エンド・ジョンソンのビジョンケアカンパニーはこのほど、「働く女性の疲れ目に関する調査」の結果を発表した。

同調査は、視力矯正を行っている20代〜30代の女性会社員のうち、1日5時間以上のデスクワークを行う人を対象に、2012年12月20日〜12月25日にかけ実施。

250人から回答を得た。

「目の疲れを感じる頻度」を聞いたところ、「毎日」という人は59%となった。

「週に1回以上」の人を加えると、88%の人が日常的に目の疲れを感じていることが分かった。

同様に「その他の体の不調」についても聞いたところ、「肩こり」(毎日:58%・週に1回以上:80%)、「目の乾き」(毎日:57%・週に1回以上:81%)といった、デスクワーカーにはつきものとも言える症状をあげる人が多かった。

しかしこれらの体の不調も、悩んでいる人の割合や感じる頻度という点で「目の疲れ」には及ばなかった。

「目の疲れを感じやすいのはどのような時か」を聞いたところ、圧倒的に多かった回答は「パソコンでの作業が多い時」の90%だった。

以下「寝不足の時」(48%)、「身体が疲れている時」(40%)、「空気が乾燥している時」(31%)などがあがった。

「目の疲れによりどんな問題が起きているか」を聞いたところ、「集中力が低下する」が54%。

以下「肩がこる」(52%)、「表情が険しくなる」(47%)、「目が充血する」(40%)、「頭痛がする」(36%)と続いた。

また「疲れ目により仕事の効率が低下していると思うか」には99%が、「疲れ目により仕事でのミスが増えるか」には70%が「はい」と答えた。

また「疲れ目により、人の見た目の印象は変わると思うか」との問いには92%が「変わると思う」と回答。

また、こうした疲れ目な表情に対して、67%が自身の「疲れ目な表情にガッカリしたことがある」と答えた。

「疲れ目な表情で何歳老けて見えると思うか」との問いには、平均「6.3歳」老けて見えると感じていることがわかった。

この結果について、しおや眼科院長の塩谷浩氏は「7〜10年くらい前から疲れ目に悩む人が急速に増えてきた。

この目の疲れは”VDT症候群”と呼ばれ、液晶ディスプレイのような表示機器(VDT)を使用した作業を長時間に続けて行った時に、慢性的な肩こり、頭痛、不眠、視力の変動が生じる。

ドライアイ用の目薬や、赤外線や温かいタオルにより目を温める”温罨法”が有効」と解説している。