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巷にあふれるさまざまなエイジングケアコスメについて、ただ成分が良いというだけでなく、その配合量や成分加工のされ方、配合のされ方によって効果も変わってくるということや、その時々の自分の肌に必要なものをセレクトする目を持つことが必要だと語る美容のプロのお二人。また、成分の配合に関してはメーカー側への信頼も重要なポイントだという。
引き続き、美容のプロのお二人の対談に交えて、さらに今回スペシャルゲストとして韓国の高級プラセンタ化粧品「ミープラス」の日本での販売を行う株式会社ミューズレボリューション社長 平井清隆さんを加えての意見交換をしながら、「ミ―プラス」にフォーカスした内容へと話は展開。社長にはプラセンタコスメの製造背景や、「ミ―プラス」で実現している品質クオリティについてもお話いただいた。

プラセンタエキスの配合90%、EGFの配合量10ppmの「ミ―プラス」

編集部:実は今回読者のみなさんにもご紹介している韓国の高級プラセンタコスメ「ミ―プラス」なんですが、プラセンタの配合量は90%で、EGFの配合量は10ppmという数値なんです。EGFについては、実際にそれがどのくらいの量なのはあまりピンとこないかもしれませんが、プラセンタエキスについてはどうですか?

大里さん:成分が90%というと、それはすごいですね。原液シリーズを除けば、かなり高い割合で配合されているコスメの部類に入りますね。ちなみにこのプラセンタは豚由来なんですね。製造過程での安全性や豚由来となる経緯についてもお聞きしたいです。

平井さん:はい、私は前職では化粧品業界とは全く縁のない仕事をしておりまして、さまざまな縁があってこのコスメ事業を手掛けることになったのですが、化粧品を販売する際に一番気を付けたことがやはり商品の安全性でした。私には妻と娘二人の家族がいるので、もし自分の家族が使ってなにか肌荒れなどの問題を起こすようなことがあっては絶対に嫌だなと思ったものですから。韓国のメーカー企業と契約を結ぶ前に、ソウルの各工場へ行って全て自分の目で品質管理や安全性を確認するまでは安心できませんでした。もちろん取引先のメーカーは、書類上ではISO9001を取得し国際的にもきちんとした品質管理をしている信頼できる企業だとは分かっているのですが、それだけで「はい、そうですか」とすんなりなかなか納得できないものでしたから。きっと一般のお客様だって同じように思うはずです。ですから、あくまで自主的な行為ですが、品質管理や安全面がどうなっているのか、その基準も含めて書類上だけではなく、もう一歩踏み込んだ調査を行いました。各製品毎に、工場から出荷可能な品質の製品かどうかを判定するための検査項目・基準があります。弊社では、これらの検査項目別に判定方法、許容範囲を確認しております。また、サンプルとして手元に届いた製品については、品質管理上の許容範囲内におさまっているかどうかを確認しました。

編集部:それは主成分であるプラセンタの製造工場でも行われたんでしょうか?

平井さん:もちろんです。この商品は90%がプラセンタエキスであるため、主成分のプラセンタの安全性については特に注意を払いました。その抽出方法も酵素分解抽出法という安全性が高く、しかも成分の効果を損なわない方法であることも確認しています。そのチェック過程でわかったことが、「ミ―プラス」はもともと豚ではなくニュージーランド産の羊由来のものが使われいたということだったんです。韓国市場では羊のプラセンタ配合のコスメ が非常に多いのですが、日本ではまだ許可されていないものです。そこで私は、羊ではなくより安全性の高い豚由来のプラセンタエキスを日本用につくり、この9月にようやく日本初上陸を果たしました。ですから同じ「ミ―プラス」でも、韓国で売られているものと日本で販売されるものはプラセンタの成分が違うんです。日本で販売されるのは、より安全なオリジナルの豚由来のプラセンタコスメです。

磯野さん:販売に至るまでに、すごく手をかけて、とても思いを込めていらっしゃるのですね。

平井さん:EGF0.1ppmを使用した実験結果では新しい肌への再生率が平均280%という 結果が出ました。エッセンスとハイドロエッセンスクリームにおけるEGF はその実験で使用した100倍の10ppmを使用しています。だからそれだけ効果があるとは言いませんが、かなり強力な効果が期待できる量が配合されているということは事実です。ですが、一般消費者の方に10ppmといってもあまりよく分からないですよね。(笑)よく分からない数値を表現するなら、いっそ分かりやすく高濃度EGF配合とお伝えしたほうがいいなと思いました。

大里さん:プラセンタとEGFの配合量の多さは魅力ですね。テクスチャーを試してみると、とてもさらさらで、プラセンタ原液の特有の匂いも全然気にならないんですね。ちょっと驚きです。

平井さん:エッセンスやその他のクリームについて、植物エキスをはじめ天然由来の成分を多用しているため、プラセンタの独特のにおいを消臭し、エッセンスはほんのりと自然の香りがする設計になっています。香りだけでなく、色素、アルコール、防腐剤等、人工的・化学的成分が含まれていません。有効成分の配合量に関しては自信があります。それに加えて7種類の植物エキスが入っているのですが、これが防腐剤の役割を果たしているので、エッセンスは無添加なんです。また防腐剤の効能だけでなく肌の血行も促す成分であることから、エイジングケア効果をバックアップしてくれるので、より効果が実感しやすいと思います。植物エキスを防腐剤代わりに用いている商品は、ミープラスの8品目中6品目で、クリームなど手に触れるものには防腐剤が入っています。

エステサロン向けに開発された
こだわりの原料で実現したハイコストパフォーマンス


大里さん:EGFの量もすごいですね。これだけの高級成分を入れて、税込み19,000円という価格を実現できているのはどうしてでしょうか?

平井さん:これは韓国と日本の市場の価格差の影響が大きいと思います。韓国コスメ市場は日本に比べてずっと価格が安いですね。日本の大手メーカーがこれだけの量を配合した製品をつくれば、この価格を実現するのはかなり難しいと思います。それともうひとつ大きなポイントが「ミ―プラス」はエステやサロン向けの販売商品だからなんです。たとえば韓国を代表するホテル「新羅ホテル」のSPAやシンガポールのエステサロン「Melody」でも使われています。

磯野さん:あ、そーなんですね!「ミ―プラス」はもともとエステやサロンで使われているコスメなのですね。しかも「新羅ホテル」といえば、日本でいうホテルオークラレベルの一級ホテルですよね。それは素晴らしい。

平井さん:「ミ―プラス」は大手の化粧品メーカーとは違い小さいメーカーですから、一般消費者向けの広告などに費用をかけず、むしろ口コミでエステで使ってもらうために原料や効能にこだわっているんです。

磯野さん:日本も同様ですが韓国コスメ市場をみても、どんどん売れていく商品を見ていると逆に質が落ちていくのではないかという心配もあります。だから販売企業がそこまでして安全性を確かめてくれているというのは、使い側としては大変ありがたいことだなと思いますね。

大里さん:韓国コスメって今日本でも流行っていて、私もよくお土産でカタツムリのコスメをもらったりしたことがあるのですが、これだけ新しいものがたくさんでてきているなかで、本当にこだわって作られているものを探すのは難しいのも事実ですよね。どうしても宣伝されて大量に販売されているものに目がいってしまいがちです。

磯野さん:そうですよね。私もカタツムリのシートマスクは使ってみたのですが、成分はなんであれそれなりに保湿効果と言うのはあると思うのですが、実はそこまで本気で使ってみようかなと思ったことはあまりなかったんですよね。私なんかは仕事柄、化粧品の知識は持っている方なのですが、それでもテレビショッピングのような売り方をしているものを見ると、分かっているけど心が揺らぐ(笑)。女同士だったら「エー嘘だよね?」と言いながらも、電話を掛けてしまうのだと思います。(笑)

編集部:確かに大きく広告宣伝されている商品にどうしても目を奪われがちになってしまうものですが、それだけ商品価格にも上乗せされているイメージもあるかもしれませんね。これから年齢を重ねていく上で、どれでもいいというわけではなくなってきている時に、どれを使おうと考えると、これを使いたいと思えるような質や成分がいいものを使いたいですよね。   ≫3へつづく

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