取材にわざわざ浴衣で来てくれた壇蜜さん。妖艶な大人のエロスが漂っている

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29歳でデビューし、出す作品がすべて大ヒット! 瞬く間にトップグラドルとなった三十路の妖艶な美女―壇蜜。謎の多い彼女に、飛び交う噂からプライベートの秘話まで、聞いてみたいことをぶつけてみた

【質問01】 29歳でデビューしたのはなぜ?

壇蜜 私はずっと「あれはやっちゃだめ、これはやっちゃだめ」という世界で育ってきたんです。学校の校則も厳しかったし。それで29歳になったとき、もう後がないのであれば、できるだけ引っかき回して人生を終わらせたいなという思いが出てきまして……(笑)。それで、「3年やって雑誌ひとつにも載れなかったら辞める」という約束を母親にして、この世界へ飛び込みました。

【質問02】どんな高校生だった?

壇蜜 ショートカットの地味なコで、毎日普通に生きていました。

―へぇ〜。じゃあ、当時の担任や同級生が今の仕事を知ったら、ビックリするんじゃない?

壇蜜 驚くと思いますよ(笑)。というより、全然気づかないかも。

―一部では、「壇蜜は淫乱中、淫乱高、淫乱大を首席で卒業したエリート」との噂もあるけど(笑)。

壇蜜 まあ、嫌いではなかったです(笑)。高校生のときは『失楽園』も読んでましたし。読書感想文の題材を『失楽園』にしようとしたときは友達に止められましたが(笑)。

―男と付き合ったりもナシ?

壇蜜 一切なかったです。

【質問03】英語の教員免許を持っているのは本当?

壇蜜 はい、本当です。ヒマだったもので(笑)。

―えっ?(笑)

壇蜜 人にものを教えるのは好きだったんですけど、大学生のときって自分が本当にやりたいことが見つからなかったんです。で、ぼんやり過ごすのは学費がもったいないし、親にも申し訳ないので、英語の教員免許を取りました。

【質問04】業界入り前は葬儀社で働いていた?

壇蜜 実際に働いていたわけではないのですが、葬儀の専門学校に通って、研修はしていました。

―なぜ、その分野に?

壇蜜 大学を出た頃に、自分の恩師が突然亡くなってしまったんですね。そのあっけない人生の終わり方がとてもショックで、すごい虚無感に襲われたんです。それで死生観が変わったというか。でも、その死生観と私の仕事は根っこの部分でつながっている気がします。人の死も私が追求しているエロスも、普通は伏せたがる部分じゃないですか。そういうタブーに触れたいという気持ちが、私は強いみたいです。

【質問05】芸名の由来は?

壇蜜 仏教から借りたんですが、お経によく出てくる字が壇と蜜だったんです。意味は、壇が仏様の前にある机で、蜜はお供え物。なんか、いけにえっぽくていいなって(笑)。それと、2文字だと場所を取らないから、雑誌でも使ってもらいやすいかなって(笑)。

【質問06】バイセクシャルという噂は本当?

壇蜜 本当です(笑)。女性とお付き合いらしきことをしたこともあります。ただ、(男と女)どっちがいいの?って言われたら、まだわからないですけど。

―女性のいいところは?

壇蜜 質感の柔らかさもそうですけど、共有できる雰囲気も柔らかさもすごく好きです。

―ちなみに、女のコと初めてキスしたのはいつ?

壇蜜 15歳のとき。ただ、そのときは好きというよりも、なんとなく興味があったくらいでしたが。

【質問07】今までのDVDの中で一番好きなシーンは?

壇蜜 『ニンフォマニア』という作品で、ハイネックのセーター一枚で外にほっぽりだされて、下を一生懸命隠しながらカメラとしゃべっているシーンです。「ホントに大丈夫? 誰も見てない?」って。なぜか、そのシーンだけ素になってるんですよね(笑)。

―ファンの評判もよかった?

壇蜜 その後も何作か出しているんですが、いまだに一番よかったって言われます。あと、このときのセーターの色が微妙にオバサンくさいんですよ(笑)。それが自分の中で面白くて。なんか冴さえないものをエロスに変えるのって面白いじゃないですか。それから、このときに初めてノーブラでポチッていうのも撮りました(笑)。

―ポチッとさせるシーンでは、わざと乳首を立たせたりもする?

壇蜜 寒いと自然にポチッてなりますけど、監督さんから「ちょっと足りない」と言われるときは自分でこう(胸をもむしぐさ)。

―おっ、おうふっ! そのシーン、ぜひDVDに収めて〜。

【質問08】ヌケるグラドルといわれることについて

壇蜜 すごくうれしいです。やっぱりグラビアをやっている以上、そういう対象になって当然だし、そう言っていただけることがやりがいにもつながっています。実は、男性のオナペットになりたくて、この世界に入ったというのもあるんです(笑)。やっぱり見られて興奮してもらうことが、この仕事をしている目的のひとつなので。

―だからイベントで、「私のDVDを見てハァハァしてください」って言うんですか?

壇蜜 ええ。ハァハァして、ひとりエッチを楽しんでいただくもよし、ひとりエッチの前菜になっていただくもよし、です。

―オカズ願望は昔からあった?

壇蜜 ありました。もともとは22歳くらいのとき、付き合っていた彼から写メを送ってくれって言われて。それを見て興奮してるのかなっていうのがきっかけです。

【質問09】ライバルはいる?

壇蜜 一番のライバルはTENGAです(笑)。TENGAだけには負けたくないですね(キッパリ)。

―いっそのこと、逆にTENGAとコラボしたらどう?(笑)

壇蜜 コラボですか。でも、どうやって作るんでしょうね。石膏とか流し込まれたら、ちょっと困るんですけど(笑)。石膏以外の方法でお願いします(笑)。

【質問10】壇蜜がハァハァするのはどういうとき?

壇蜜 普段眼鏡をかけてない人が、作業をするために眼鏡を出した瞬間とか。

―マニアックだなあ(笑)。

壇蜜 あと、女のコが服を脱いだときに水着の跡があったとき。

―それはめっちゃわかる(笑)。

【質問11】好きな男性のタイプは?

壇蜜 私のことをかまってくれる人。そこに、お父さん的な雰囲気があると完璧です。私は父親と離れて暮らしていたので、ファザコンの要素がすごくあるんです。

―付き合った人も年上が多い?

壇蜜 多いですね。最高で16、17歳上の方とお付き合いしました。

【質問12】SとMはどっち?

壇蜜 Mが強いです。ただ、SとMは単純に「サド」と「マゾ」ではなくて、「サービス」と「満足」でもあると思うので、そういう意味ではどっちもかな(笑)。

【質問13】初主演映画では、どんな女性を演じてる?

壇蜜 『私の奴隷になりなさい』(角川映画・11月3日公開予定)という映画なんですが、私の役どころは、ダンナさんが単身赴任中で、ひとり暮らしをしている既婚のOLです。そして、先生と呼ばれる謎の男(板尾創路)と出会い、いろいろと調教されていくという。

―予告で公開されているバイブでの調教シーンは衝撃的でした。

壇蜜 しかも、お尻にバイブですからね(笑)。先日、東スポさんで宣伝してもらったんですが、なぜか“アナル”ばかりがフィーチャーされて……(笑)。完全に、アナル女優になってしまいました(笑)。

―ハハハ。ズバリ、見どころは?

壇蜜 う〜ん。私がひとりエッチをするところかな。

―普段もひとりエッチはする?

壇蜜 ふふふっ。しますよ。しないほうが……アレですよね(笑)。

―まさかのカミングアウトがキターッ(笑)。オカズは?

壇蜜 読んだ小説とか。それを自分に置き換えています。

【質問14】壇蜜は何を目指し、どこへいきたいのか

壇蜜 最近、原則を3つ作ったんです。(1)必要とあらばちゃんと脱げて、(2)文句を言わず、(3)AVにいかない人。これを同時にできる人って、そんなにいないと思うんです。それに、この3つを守れば、汚い段ボール箱に入って死体で見つかることもないだろうし。

―なんなんですか、それは(笑)。

壇蜜 いや、人生どうなるかわからないから(笑)。でも、明日死ぬかもしれないと思ったら、人間はなんでもできる気がします。

【質問15】読者に、何かメッセージを

壇蜜 私で遊んでください。壇蜜でハァハァしてもらって遊んでもらうことが私は一番幸せです。よく、ぬいぐるみをボロボロになるまで持ってる子供がいるじゃないですか。そのぬいぐるみになりたいんですよ

―つまり、50歳、60歳になっても壇蜜でハァハァしてほしい、と。

壇蜜 それが私の理想です。若いときに買った壇蜜のDVDを、年を取ったときに久々に見たら元気になった、みたいな(笑)。そのときは、ぜひご一報くださいね。

(取材・文/浜野きよぞう 撮影/内山一也)

●壇蜜(だんみつ)
1980年12月3日生まれ、秋田県出身。身長158cm B85 W60 H89。
最新DVDは、『色情遊戯2』(グラッソ)。『ギルガメッシュ LIGHT』(BSジャパン)にレギュラー出演中!