『FLY!〜平凡なキセキ〜』メインビジュアル(c)朝日放送/吉本興業

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 第3回沖縄国際映画祭に出品された映画『FLY!〜平凡なキセキ〜』が3月10日より全国公開されることが明らかになった。吉本新喜劇の若き座長・小籔千豊が主人公を演じ、相武紗季が初の母親役に挑戦したヒューマン・ドラマだ。

 本作は、大阪の町工場のさえない工員・満男と、偶然地球に落ちてきた、これまたさえない非モテの宇宙人・シカタとの間に芽生えた友情とそれぞれの恋を描いた作品。主人公・満男を小籔が、宇宙人・シカタを温水洋一が演じており、そのあまりのハマりっぷりが沖縄国際映画祭でも話題になった。

 また、満男が思いを寄せる工場のマドンナで事務員のななみを演じるのは、相武。これが自身初の母親役であることに加え、小学校1年生の息子を女手一つで育てるシングルマザーという難しい役回りだが、見事に新境地をひらいている。また、共演には本仮屋ユイカがおり、清純派女優の二人が、非モテ二人で沈みがちな(?)画面に華やかさを与えている。

 脚本を手掛けるのは、人気劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠と山脇唯。上田が原作・脚本を手掛けた、瑛太&上野樹里出演の青春コメディー『サマータイムマシン・ブルース』とはまた違ったベクトルの作品だけに、劇団のファンも要注目。さらには、「満男、飛ぶ」というそのままなタイトルの主題歌を斉藤和義が担当するなど、スタッフにもキャストに負けないクセの強い面々がそろっている。

 昨年3月に行われた沖縄国際映画祭の上映から約1年後の一般公開となる本作。うわさなどで評判を耳にしていた人にとってはまさに待望。さえない非モテの宇宙人と地球人がいったいどんな物語を紡ぐのか。ぜひ、その目で確かめてもらいたい。(編集部・福田麗)

映画『FLY!〜平凡なキセキ〜』はシネマート新宿、シネマート六本木、シネマート心斎橋にて3月10日より全国公開

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