コードギアス舞台化は2種！？ライトアクト版と男性オンリーのミュージカル版-コードギアス ニュープロジェクト発表会 (2)
その模様を数回にわけて発表していこうと思う。
「コードギアス 反逆のルルーシュ」が舞台化されるという発表が先日行われ、ファンの間では大騒ぎになった。
こちらについての発表の模様をお伝えする。
バンダイナムコライブクリエイティブの尾崎雅之プロデューサーと、演劇プロデューサーの豊氏が登壇。今回の舞台化について語ってくれた。
豊氏も、「本放送からみていて、その時は違う会社だったのでまさかかかわることができるとは……長い期間かかりましたが、その分じっくり煮詰めることができました。原作の9.5話的な位置づけで、明るいコードギアスと陰の魅力も表現している」とこちらも縁でつながっていることや熱い思いを語った。
尾崎氏は、「コードギアス舞台化したいと相談に河口さんが訪れ、プロジェクト立ち上げたはいいがアニメーションの舞台化は本当に難しかった。アニメのファンがいるので、まず期待を裏切らないことが大前提。そして原作チームの理解と協力が得られたことと、信頼できるパートナーが編成できたので今回の舞台化が実現した」と仲間に恵まれたことを語った。
また、「期待と不安がそうとう入り交じってると思いますが、谷口監督とストーリー原案の大河内さんからあたたかいコメントをいただいており、7時（現在公開中）に公式サイトにて発表するので、その内容から不安を払拭して期待してもらえれば」と語った。
さらに舞台に出演するルルーシュ・ランペルージ役丹野延一さん、枢木スザク役塩澤英真さんの2名が登場。
丹野さんは「アニメでは、全員が片思いしているような人間ドラマがとても好きだった。自分が選ばれたことはプレッシャーもあるが、スザクとも切磋琢磨してがんばりたい」、塩澤さんは「個性的なキャラがたくさんいて、それぞれ違うやりかたで希望や願いをかなえていっている。派手なアクションが目立つが、その中に深い人間ドラマがあると思う。そこにがつんときました。スザクに選ばれたのは、すごく、すごく！うれしかったです」とそれぞれ世界観に対してや心境を語った。
また、今回2人は衣装を着ての登場だが、こちらについては豊氏が、アニメの頭身を意識して、かつ動きやすく、スリムになるよう二次元から三次元へ意識してこだわって作っていることを明かした。
さらに、尾崎氏からは、一番ファンの声でおおかった“ナイトメアをどう表現するか”について、「ナイトメアを出ないとはじまらないと思う。本当にこの手があったか！という手法を悩んだ末のやりかたで決定した」と期待を伺わせるコメントを残した。
■舞台概要
舞台版「コードギアス 反逆のルルーシュ」騒乱 前夜祭（イヴ）
2012年4月7日（土）〜16日（月）全13公演
かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
（最寄駅：京成電鉄 青砥、京成立石駅）
主催：舞台版コードギアス製作委員会
サンライズ／バンダイビジュアル／バンダイナムコライブクリエイティブ／博報堂ＤＹメディアパートナーズ／ショウゲート
企画：サンライズ／バンダイナムコライブクリエイティブ
運営：ショウゲート
制作：映劇
脚本・演出：大和田悟史（『ミュージカル「忍たま乱太郎」?』、『舞台版イナズマイレブン』）
出演者：ルルーシュ・ランペルージ役 丹野延一、枢木スザク役 塩澤英真 他
○舞台版あらすじ
絶対従守の力”ギアス”を持つルルーシュ・ランペルージは、二つの顔を待っている。
ひとつは私立アッシュ―フォード学園の生徒ルルーシュ。もうひとつは日本解放レジスタンス・黒の騎士団を率いる仮面の男”ゼロ”。
学園に、ルルーシュの幼なじみでブリタニア軍に所属する日本人、枢木スザクが編入してきた。
日本人に偏見のあるブリタニア人学生たちはスザクの追放を要求する。深まる溝を埋めようと、生徒会長のミレイは“枢木スザクの日”として「黒の騎士団vsブリタニア軍」を生徒会イベントで再現することに。連夜のイベント準備は始まった。
一方、“ゼロ”からの連絡が途絶えた黒の騎士団は、ブリタニア遊撃隊の急襲に逃亡を余儀なくされた。カレンの手引きで正体を秘したまま学園に匿われる。
やがて彼らを追ってブリタニア遊撃隊も学園へ潜入。狙うは正体も居場所もわからない騎士団のトップ、ゼロの首。
――ルルーシュは正体を隠したまま、すべての采配を振ることができるのか!?
今ここに、アッシュフォード学園生徒会×黒の騎士団×ブリタニア遊撃隊の三つ巴の戦が幕を開けた――！！
○公式サイト：http//:www.geass-stage.net
(C) SUNRISE/PROJECT GEASS・MBS Character Design (c)2006-2008 CLAMP
(C) SUNRISE/PROJECT L-ACT GEASS
さらに、ここで重大発表が。
本邦初公開のネタとして、なんと、舞台化が2種類存在することが明かされた。
もう一つの舞台、それはミュージカル「コードギアス 反逆のルルーシュ -魔人に捧げるプレリュード-」だ。
話は第1期とR2の間で、R2の冒頭につながるストーリー。
河口プロデューサーから「コードギアスを舞台にするのが我々スタッフの夢でした。もうひとつ、ミュージカルを発表させてください。２つある理由は、舞台（ライトアクト）はアニメーションを徹底的に再現し、ミュージカルはその手法を最大限につかい、音楽とダンスで光と陰を表現しました」と発表された。
尾崎プロデューサーからは、「表現手段は違えど、それぞれの切り口で徹底した手段ですばらしいものができると思っている。また、もう一つ相当大きなチャレンジをしたいと思っている。それはオール男性キャストで展開したいと思っていること」と仰天のチャレンジを明かした。
ミュージカルを担当する栫氏は、「この作品のミュージカルの相談をうけて、作品の映像など資料みて、宝塚でやるべきだと感じた。そして具体化したときに、宝塚じゃなく男性だけで演じれば、よりファンタジーなミュージカルになるのではないかと考えました。また、アニメでの本格的なミュージカルははじめての試みではないかと思う。ちょっと怖いですけど（笑）楽しみです」と思いを語った。
それぞれ実際のキャストも衣装をまとって登場し、熱い思いを語った。
ルルーシュ役の高木心平さんは、「ミュージカルということでまだまだチャレンジしていく面は自分自身にもあるが、このチームで最高の作品をとどけたい」、スザク役の中塚皓平さんは、「実はコードギアスのすごいファンで、この役をいただいてとてもうれしい反面、ファンとしてちょっとこわいなという思いもあります。男性１５人ですてきな舞台を作りたいとおもっているので、よろしくお願いします」と語った。
ミュージカルは、天王洲アイルの銀河劇場にて全１６公演を予定しており、チケット最速先行予約受付が２月１０日に決定している。
■ミュージカル概要
ミュージカル コードギアス 反逆のルルーシュ -魔人に捧げるプレリュード-
「コードギアス 反逆のルルーシュ」が舞台（ライトアクト）版に続いて、オール男性キャストによってミュージカル化。
公演日程：2012年6月28日（木）〜7月8日（日）
劇場 ：天王洲 銀河劇場
主催 ：ミュージカルコードギアス製作委員会
企画 ：サンライズ、バンダイナムコライブクリエイティブ
製作 ：バンダイナムコライブクリエイティブ、ニッポン放送、Ｍ・Ｇ・Ｈ
脚本・演出：荻田浩一
音楽：松本俊行
衣装：朝月真次郎
プロデューサー：栫 ヒロ、鈴木孝明、村田篤史
エグゼクティブプロデューサー：河口佳高、尾崎雅之
出演 ：
ルルーシュ・ランペルージ ：高木心平
ロロ・ランペルージ ：颯太
枢木スザク ：中塚皓平
C.C. ：紅葉美緒
紅月カレン ：和田泰右
扇要 ：咲山類
玉城真一郎 ：小野健斗
ゼロ ：長澤風海
ユーフェミア・リ・ブリタニア ：三上俊
コーネリア・リ・ブリタニア ：TAKA
ギルバート・G・P・ギルフォード ：小寺利光
ディートハルト・リート ：森新吾
ブリタニア皇帝(シャルル・ジ・ブリタニア) ：東山義久
○公式サイト：http://www.geass-musical.net/
(C)SUNRISE/PROJECT GEASS・MBS Character Design (C)2006-2008 CLAMP
(C)SUNRISE/PROJECT MUSICAL GEASS
