知ってのとおり、11日のW杯アジア3次予選、アウェイでのタジキスタン戦に日本代表が4-0で勝利した。その後に行われたウズベキスタン対北朝鮮戦で、ウズベキスタンが北朝鮮に勝利したため、日本は2試合を残して最終予選進出を決めた。

相手のレベルを考えれば、当然の結果だろう。タジキスタンを抜いた3国で2つのイスを争っていたようなもので、その中でも日本の実力は抜けている。ドゥシャンベでの試合も、ピッチコンディションを含め、アマチュアのホームにプロがやってきた、というような感じだったね。

この試合で改めて感じたのが、ザッケローニ監督は非常に“堅い”人間だということだ。8-0で勝った相手に対し、ベストメンバーで臨み、やりたいシステムを試すことなく、選手交代もハーフナーを前田に代えた以外の2枚は、残り5分をきってのものだった。そうした中で結果を残した清武はたいしたものだが、ザッケローニの堅さがよく表れた試合だったね。

それがすべて悪いとは思わないけど、今の時点でスタメンが不動のメンバーと化しているのは危険な気がする。たとえば遠藤がいないときはどうなるのか。不安は拭えない。

あるいは、よりベストメンバーでの連係を強固なものにするのであれば、次の北朝鮮戦も、同じメンバーで3-4-3を試すべきだ。これまでのように中途半端に選手を入れ替えて試しているようでは、まったく上積みにならない。消化試合という状況で迎えられる貴重な実戦の場、それも完全アウェイの平壌で行われる試合だ。最終予選に向けての強化試合、準備試合として有効活用してもらいたいね。

最後に一つ。BSスカパー!で私がホストを務める『プロホガソン』という番組が始まった。プロホガソンとはポルトガル語で「延長戦」の意だ。この番組は、日本代表戦が終わった直後にスタートする討論番組で、視聴者にもツイッターを通じてリアルタイムに討論に参加してもらうという新しい試みに挑戦している。おそらく次の北朝鮮戦も、非常に討論しにくい、つまり問題点の見えにくい試合になるだろうけど、こうした討論番組は継続が大事だと思っている。そういう意味では、この番組も予選段階なのかもしれない。

ツイッターとサッカーの相性はいい。文句、激励、叱咤。みんなが声を上げることが、この国のサッカーを強くする。興味のある方はぜひ番組にご参加を。