米国のブログ「happyrivers」では、米国人男性が米国での日本アニメの普及で、子供向けのアニメなのに「死」をテーマにしたものが多いなど、日米文化の違いを語っている。

 筆者は、日本のアニメーションはアニメと呼ばれ、米国の子供たちを含む全世界で人気があり、商業的にも上昇している市場の1つだと記している。

 しかし、アニメはほとんどが若者向けの漫画というわけではなく、子供が見るときに適切かどうかを見極める必要性があると筆者は指摘している。

 アニメは、映画やテレビ、コミック本などを含むが、米国ではコミックやDVD、テレビゲーム、キャラクターに関連するおもちゃなどが主流で、大きな市場になっていると述べている。

 親たちは、アニメの普及に伴い、子供にどのようなアニメを見せるかを知っていた方が良いとの見方を示している。

 どんなアニメなら子供たちに許可できるかを知るために、実際に米国のアニメ専門チャンネル「カトゥーンネットワーク」などでチェックしておくことを勧めている。

 「カトゥーンネットワーク」やほかの局では、午後9時前に子供向けのアニメを放映しているが、通常13才以下を想定しており、午後9時以降のアニメはかなり大人向けの内容なので、見せない方が良いとアドバイスしている。

 もう1つ注意したいのはテーマだと筆者は語る。日本の文化は米国とは異なり、登場人物が死ぬことが多いと分析。ストーリーを首尾よく終わらせるために、時には不愉快な方法で死なせることもあると語っている。

 また、格闘技が尊重される日本文化で、アニメの暴力的なシーンは許容されているとつづっている。アニメで描写される暴力は子供の娯楽を超えており、かなり写実的で予想外のものだとの見方を示している。

 このような点から、アニメのDVDをレンタルした場合にも、子供向けのDVDが陳列されている棚に、許容できないアニメがあった場合、店のマネージャーに知らせてほしいと伝えている。

 それは、ほかの客が間違って自分の子供に見せてしまうことを防ぐことになると筆者は語る。

 筆者は、どんなアニメもコミックも、親がまず見て、最高だと思う作品を見せ、学ばせるのが良いと締めくくっている。(編集担当:田島波留・山口幸治)