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毎日の生活を支え、心にも体にも栄養を与えてくれる“食事”。最近、レストランやカフェでも、とりわけ「野菜」にこだわったメニューを提供しているお店が増えている。また農家の人達によるファーマーズマーケットなども各地で開催され、以前よりもその質や味に対する見方が変わってきている人も多いことだろう。そんななかで、味もさることながら、見た目にも美しい、さまざまなレタスが登場しているのをご存知だろうか。

まるで緑色のチューリップのような形をしているのは「チューリップレタス」（写真上、写真下右）。実は、スペインなどの海外ではとても有名な高級レタスで、「ジェムレタス」（宝石のようなレタスという意味）の名で呼ばれている。特徴は葉が厚い割には柔らかく、しかもシャキシャキ感がある。ちょうど手の平のサイズで、大変コンパクトなため冷蔵庫でもスペースを取らないだろう。また比較的日持ちが良いのでとても重宝され、海外では高級野菜にもかかわらずよく売れており、高級レタスの地位を不動のものにしているのだ。


左：やさいスイートピー　右：チューリップレタス　

このほかにも「やさいスイートピー」や「天使のレタス」などといったユニークなネーミングのレタスや、成分にポリフェノールが含まれているという「バタビア」という赤いレタスなど様々なレタスも登場している。

「スーパーに売っているもの」と思い込んでいたレタス。だがそんなイメージを覆してくれるような、見た目にも美しい多種多様な品種が日本でも徐々に出回るようになって来たのだ。こうしたレタスは、大量生産されているレタスとは異なり、個々の農家による契約栽培で必要な量だけが生産されているケースが多い。農家の方たちの顔が見える、安心安全の野菜でもあるのだ。
食べるだけでなく、観賞用やパーティでのデコレーション、プレゼント用など、日常のさまざまなシーンで私たちの生活を心豊かなものにしてくれるだろう。今は完全オーダー・メイド・ベジタブルとして受注生産されている花のようなレタスたちだが、もっと消費者に近づいて、手軽に食卓を華やかに彩る日も近いのかもしれない。今後の展開が楽しみだ。

■お問い合わせ先：（有）クリアライズ


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