フリーアナウンサーに聞く「滑舌良く話す方法」

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喋っている最中に、大事なところで噛んでしまい会話がストップ……。会議やプレゼンなど重要な場面でつまずいてしまうと、バツの悪い思いをすることもありますよね。会話をよりスムーズにするために、滑舌良く話すコツってないのでしょうか? 誰か教えて!

今回のちょいたつ(ちょい達人の略)は、フリーアナウンサーの岡田さん(仮名)。レポーターとして数多くの番組で活躍する彼女に、滑舌良く話す方法を聞いてみました。

■リラックスした姿勢を心がける

−まず、発声するうえで正しい姿勢を教えてください。

「きちんと発声するためには、立っているときも座っているときも、正しい姿勢作りが基本です。まず肩の力を抜き、リラックスしましょう。次に足を肩幅ほどに軽く開いて、左右均等に体重を乗せます。そしてあごを引き、背筋を伸ばし、お腹とおしりをきゅっとひっこめ、まっすぐな姿勢に整えます。最後にやや前傾を保ったままの姿勢をキープ。ほどよくリラックスした姿勢で、常にきれいな発声ができるようになるはず」

■腹式呼吸と発声練習

−常日頃から意識することが、より良い発声の第一歩なんですね。家でもできる練習方法などはありますか?

「私は腹式呼吸と発声の練習を毎朝しました。腹式呼吸は『小さく小刻みに』、『強く長めに』など、強弱のバリエーションをつけて『スーッ』と腹の底から息を出します。発声は大きく口を開いて、明るい声を出す練習をします。でもあまり大きな声を出すと近所迷惑になるので(笑)、スポーツ観戦などここぞというときに大声を出していました。その時は、腹筋や背筋を使うように意識します」

■早口言葉

−居酒屋で店員さんを呼ぶ時に、意識して明るく大きな声を出すと発声練習にもなるかも。このほかにも、何か練習方法などはありますか?

「それでは、家でも練習できそうな早口言葉をいくつか教えますね。

・新進シャンソン歌手総出演新春シャンソンショー(しんしんシャンソンかしゅそうしゅつえんしんしゅんシャンソンショー)

・魔術師魔術修業中(まじゅつしまじゅつしゅぎょうちゅう)

・貨客船、万景峰号(かきゃくせん、まんぎょんぼんごう)

・農商務省特許局、日本銀行国庫局、専売特許許可局、東京特許許可局(のうしょうむしょうとっきょきょく、にほんぎんこうこっこきょく、せんばいとっきょきょかきょく、とうきょうとっきょきょかきょく)

ちょっと難しいものもありますが、滑舌良く話すための練習になりますよ」

■ひとことアドバイス
「滑舌が悪い原因は、話し方だけでなく、単に話したいことが頭の中でまとまっていない場合もあります。まずは自分が言いたいことをきちんと整理する癖をつけるのも効果的ですよ」

美しい発声は一日にして成らず。アナウンサーの皆さんはさまざまな努力を経て、スムーズな話し方ができるのだと分かりました。私も滑らかに話せるように練習したいと思います。よし、じゃあさっそく、教わった早口言葉に挑戦してみようかな! 「スーッ(思い切り息を吸って)、新進シャンション……」あっ。

(栗本千尋+プレスラボ)



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