2011年卒大学生、大学院生の5月の内々定率は41.4%であることが、 毎日コミュニケーションズ(東京都千代田区、中川信行社長)が2011年卒業予定の学生を対象に実施した「2011年卒マイコミ内定率調査」で分かった。

 調査によると、2011年卒業予定の大学、大学院生(全体)の5月の内々定率は、前月の31.0%から10.4ポイント増加し、41.4%という結果になった。

 また、文理男女別に見ると、文系男子が41.2%、理系男子が48.7%、文系女子が35.6%、理系女子が41.4%と、文系女子のみが3割台にとどまった。

 内々定保有者に今後の活動ついて聞いたところ、全体の63.9%が「内々定先に満足したので終了する(終了している)」と回答し、4月より11.2ポイント増加した。

 一方で、「内々定先に不満なので続行する」(8.7%)または、「内々定先に不満ではないが、他の企業も見たいので続行する」(26.2%)と回答した学生の割合は合計で34.9%となった。

2011年度新卒採用見込み、増加と減少ほぼ同数で採用拡大は限定的
第1志望の会社に入社できた新入社員が6年ぶりに減少
採用計画を見直し 就職活動の早期化が企業リスクに

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