人材紹介のロバート・ウォルターズ(英国ロンドン)が、2010年第1四半期にアジア各国の大手求人情報サイトや国内紙に掲載された求人広告件数を追跡記録したアジア雇用指数によると、日本の求人広告件数が大きく伸びたことが分かった。

 日本の求人広告件数は、前年同期に比べて38.57%増と大きく回復した。前期(2009年第4四半期)と比べると、日本は16.86%増で、シンガポール(同5.72増)、中国(0.54%減)、香港(11.05%減)よりも高い伸びを示している。
 
 2009年第4四半期にアジア各国が前年同期比プラスとなる中、日本だけが前年同期比マイナス(5.87%減)と低迷していたが、ようやく雇用環境の回復が確認された。

 日本、中国、香港、シンガポールの4カ国・地域合計の2010年第1四半期の求人広告件数は、前年比45.74%増。特に中国が大きく伸びて前年同期比48.39%増。次いで、日本(同38.57%)、シンガポール(同32.44%増)、香港(9.68%増)となっている。

求人広告件数 25カ月ぶりに前年同月比プラスに転じる
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