厚生労働省が発表した4月の毎月勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)によると、1人当たりの所定外労働時間は、前年同月比10.8%増の10.3時間。4カ月連続で増加した。製造業の所定外労働時間は、前年同月比53.4%増の13.8時間となり、3カ月連続で前年同月比50%を超える大幅な増加となった。

 4月の1人当たりの現金給与総額は、前年同月比1.5%増の27万5985円。現金給与総額のうち、きまって支給する給与は、前年同月比0.4%増の26万5840円。所定内給与は、同0.4%減の24万7190円で、所定外給与は、同11.3%増の1万8650円となった。特別に支払われた給与は、同50.0%増の1万145円だった。

求人広告件数 25カ月ぶりに前年同月比プラスに転じる
残業が3カ月続けて増加、製造業は前年同月比56%増
改正労基法4月施行への対応 割増賃金率50%のみが多数

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