厚生労働省のまとめによると、2009年の労働災害による死亡者数は1075人で、過去最少となったことが分かった。

 2009年の死亡者数は前年の1268人から193人(15.2%)減少し、初めて1100人を下回り過去最少となった。

 業種別に見ると、「鉱業」「港湾荷役業」が1人ずつ増加したのを除き、いずれの業種も前年から減少した。

 死亡者数に占める事故の型別の割合では、「墜落・転落」26.9%(289人)と「交通事故(道路)」22.1%(238人)で、全体の50%近くを占めている。

 前年に比べて、「はさまれ巻き込まれ」21.9%減(150人)と「交通事故(道路)」17.1%減(238人)が大幅に減少した。

 労働災害による死亡者数は、1961年の6712人をピークに減少傾向で推移。1989年(平成元年)の2419人に対し2009年の1075人と55.6%減少している。

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