香港でも「ガンダム」は大人気、「EXPO」効果でガンプラ売上げ伸びる。
フォトギャラリーブースから外に出ると、周りを囲むように、シリーズ別にプラモデルが展示されている。まず、フォトギャラリーブースに向かって右側通路には、香港でセカンドシーズンの放映を間近に控えた「機動戦士ガンダムOO」シリーズ。その横には三国志とコラボした「BB戦士 三国伝」シリーズがディスプレイされており、Masked BAKUC氏曰く「三国志ゆかりの国だけに、このシリーズは人気が高い」そうだ。ちなみに、「BB戦士 三国伝」の人気を後押ししているのは、同作品を連載している香港の少年マンガ誌「CO-CO!」だという。
左側通路には、熱烈な「ガンダム」ファンであるJOEY LEUNG氏のコレクションブース。LEUNG氏は、香港でテレビ司会業や俳優業をこなすマルチタレントとして活動している。日本にも「ガンダム」好きを自認するタレントは多いが、ここ香港も例外ではないようだ。
彼のコレクションは富野由悠季氏のサインから始まり、連邦軍の制服、クリアケースに入れられた「RX-78-2ガンダム」、1980年代に発行された模型雑誌など実にさまざまで、Masked BAKUC氏によると「特に模型雑誌がレア」なのだとか。
JOEY LEUNG氏のコレクションブース脇には、「ガンダムEXPO」限定品のディスプレイケース。今回の限定品は会期期間中3期にわけて販売される。17日〜21日までの第1期には「MG RX-78-2ガンダム」のクリアバージョン、「HG ガンダムエクシアR2、Oガンダム」のクリアバージョンセット、「BB戦士ガンダムエクシアR2、Oガンダム」のクリアバージョンセットが販売された。香港のファンはここぞとばかりに写真撮影をしたり、何を買おうか吟味したりしているようだった。
◎大きな見どころ「BAKUC」決勝大会
フォトギャラリーブースの真後ろにはメインステージがあり、日によってコスプレショーやゲーム大会を開催。Masked BAKUC氏が本領を発揮する「BAKUC」決勝大会は12月26日に1日だけ開催され、世界11か国で予選を勝ち抜いたモデラーが、自慢の作品を持ち寄った。
大会は子どもの部、大人の部にわかれ、審査員は日本のバンダイ本社から派遣されるそうだ。毎年大会を審査しているMasked BAKUC氏によると「かなりハイレベルな大会」とのことで、日本との違いを聞くと「海外のほうが創造性に富んだ作品が多い」点を挙げてくれた。日本のモデラーは技術力がかなり高いものの、「オリジナリティよりも実物を忠実に再現することに注力」しているという。
◎「ガンダムEXPO」の目的
海外で「ガンダムEXPO」を開催する目的について、Masked BAKUC氏は「ガンダムブランドを広げる」「ガンダムの各種商品の良さを知ってもらう」ことを挙げ、「多くの人たちにガンダムに触れてもらい、ファン層を広めていきたい」と、抱負を語ってくれた。
実際、「ガンダムEXPO」はプラモデルやグッズの販促を兼ねているが、こうした努力の積み重ねによって、香港での売上げは年々伸びているそう。「ガンダムEXPO」を今後も続けていくことで、着実に海外のファン層も厚みを増していきそうだ。
