リーグ・アンのグルノーブルが26日、サンテティエンヌから松井大輔を獲得し3年契約を結んだことを正式に発表した。レキップ紙もウェブ版でこれを報じた。

 同紙は「28歳になる松井は、リーグ・アンでの豊富な経験を武器に、すぐれたつなぎ役としての地位を確立した」とするグルノーブルのコメントとともに、「松井は昨シーズンまでル・マンでプレーしたのちサンテティエンヌに加入したが、わずか11試合の先発出場で1ゴールと厳しいシーズンを送った」と紹介、「05-06年リーグ・アンのベスト・パサーがグルノーブルで復活をめざす」と結んでいる。

 ちなみに、松井が昇格したル・マンでリーグ・アンにデビューした05-06年に最多アシストを記録したのは、実際は当時レンヌのモンテルビオ(11アシスト)。松井はジュニーニョ・ペルナンブカーノ(当時リヨン)と並んで8アシストで2位だった。

 このシーズンに松井は3ゴールをあげており、出場33試合のうち3分の1は直接得点にからんだことになる。リーグ・アン参戦1年目で強烈な印象を与えたのは間違いない。グルノーブル移籍の報に対するファンの反応も、「ル・マン時代の松井を見せてくれ」という期待が圧倒的に多い。