インタビュー:榎本くるみ「自分ができる精一杯の歌を歌っていきたい」
――前回、今年2月に「未来記念日」の発売時にお話を伺ってから、7月には恵比寿リキッドルームでワンマンライブがありましたが、毎月コンスタントに三軒茶屋グレープフルーツムーンでやられているアコースティックライブは、いつ頃から始められたんですか?
榎本くるみ(以降、榎本):1年前ぐらいですね。――当時、何か始めるきっかけはあったんですか?
榎本:上京してきた時、三軒茶屋に住んでいたからなんです。どんなに大きい場所でやっても、自分が毎月やっているライブハウスを一つ持ちたいというのがあったので。アコースティックから徐々に重ねていって、バンドとして成立するようなライブができるように、ということで、アコースティックから始めていくようにしています。――毎回やる毎に、何かテーマはあるんですか?
榎本:毎回色々と、一つ一つテーマはあります。やっぱり自分のコンディションが優れないとか、そういうものがライブに出てしまう時もあるんですけど、ライブというのは見せていくものなので。「聴いてもらう」ということを感じられるようなライブにしたいとは常に思っています。――三軒茶屋グレープフルーツムーンから規模を拡大した、恵比寿リキッドルームのチケットはすぐに売り切れてしまいましたが、ご本人としてはその状況は予想できましたか?
榎本:グレープフルーツムーンのキャパシティは大体80人ぐらい入るんですけど、その人達が納得してくれるようなライブをしようという目標のもとでやっていたので、そんなに来てくれることが、やっぱり嬉しいですね、――率直に、やり終えた感触としては如何でしたか?
榎本:毎回やった後に、反省など色々と思うことはいっぱいあります。目標を作ってライブをやっていっても、その通りにいかない時もあったりするので。ライブが自分にとって一番大事なものだと思っている所が常にあるから、毎回反省をしながら色々と組み立てて、徐々に大きなものにしていけたらなと思っています。――ライブをやっている瞬間だったり、終わってから、今日はいいライブだなと思える時はどんな時ですか?
榎本:グレープフルーツムーンって、聴いてくれる人がすごくダイレクトに見えるんですね。聴いてくれる人の顔が見える分、伝わってくるものもすごくあって。自分がエネルギーを放出した時は、お客さんが応えてくれるものがあって。エネルギーを出してくれているのが伝わってくる瞬間みたいなものがあって、それなのかな?それは言葉にはできないし、歌っていて感じることだなと思います。