18日に行われた2010年W杯南米予選で、ブラジルとアルゼンチンが対戦し、スコアレスドローに終わった。試合後半はアルゼンチンに支配され、いいところなかったブラジルに対し、ベロ・オリゾンテのミネイラン・スタジアムに集まった5万2000人の観客は試合後ブーイングを浴びせた。
 ブラジルのドゥンガ監督は、「今日で予選が終わったわけではない。あと12試合あるんだ」と強がったが、前節のパラグアイ戦では0−2で敗れ、この試合でも中盤を作れないまま、指揮官の悩みは続きそうだ。

 同じ日の試合で、首位のパラグアイはボリビアに2−4で敗れ、今予選初黒星を喫した。高地ラパスでのアウェイゲーム、パラグアイは常に先行を許し、終盤の反撃も及ばなかった。ボリビアは初勝利。

 この結果、パラグアイは勝ち点13で首位をキープしたが、アルゼンチンが2ポイント差に迫り、エクアドルと0−0だったコロンビアが勝ち点10で3位、以下ブラジル(9)、ウルグアイ(8)、ベネズエラとチリ(7)、エクアドル(5)、ボリビア(4)、ペルー(3)となっている。