ミランはもう一人の“ガットゥーゾ”を抱えることになるだろう。本人はデシャンやビエラを目標にしているようだが、1試合の走行距離が平均13kmといわれるMFフラミニは、少なくともアーセナルの同僚たちからは“ガットゥーゾ”と呼ばれている。

 さて、26日の伊紙に『来季のミランはこうなる』という予想フォーメーション図が掲載された。副会長ガリアーニの「4−2−3−1のスペイン風がいいな」という発言に着想を得たものらしいが、ひと目見た瞬間に吹き出してしまった。以下に書き出してみる。

GK:カラチ
4:ザンブロッタ、ネスタ、カラーゼ、ヤンクロフスキー
2:フラミニ、ピルロ
3:カカー、セードルフ、ロナウジーニョ
1:パト

 移籍の動きは始まっているが、公式な市場が始まってもいないのに、あまりにも願望的すぎやしないか。そもそも、イタリアでこんな超攻撃的布陣が機能するはずがない……。かなりの希望的観測が入っている予想だが、それでも十分見てみたい気にはさせてくれる。一応オプションとして、お馴染みの4-3-2-1も別図に添えてあるのだが、フラミニは両方でスタメン扱いである。この24歳にかける期待はそれだけ大きいということだろう。

マテュー・フラミニ(Mathieu Flamini)


生年月日:1984/03/07
所属   :アーセナル
国籍   :フランス
ポジション:MF