イングランド代表のカペッロ監督が大きな期待をかけている選手、それがマンチェスターUのウェイン・ルーニーだ。

 カペッロは「ルーニーは恐らく今のイングランドで最も才能のある選手だ」と語り、これまでの親善試合でも最前線の核に据えている。しかし指揮官は若きルーニーに対する忠告も忘れない。「彼が成長しなければならないのはゴール前だ。チャンスは多く得ているが得点が少なすぎる。ゴール前でもっと落ち着かなければならない。ただ、心配はしていない。彼はまだ若いし、エルナン・クレスポやクリスティアン・ビエリのように、26歳から急に得点を量産する選手もいるのだから」。

 攻撃力が懸念されるイングランドにおいて、カペッロが期待するルーニーが得点を量産し始めれば、イングランドの2010年ワールドカップ出場も大きく近づくはずだ。