「金はダブルスコア」…アジア大会の総括会見で日本選手団・井上康生団長が語った「中国との差」、誹謗中傷の削除申請は747件
愛知・名古屋アジア大会は4日、閉会式が行われる。
閉会式を前に行われた日本選手団の総括記者会見では、最多の金メダルを獲得した中国との差について井上康生団長が言及。日本選手団がSNSの誹謗中傷コメントに対して計747件の削除申請を行っていたことも明らかにされた。(デジタル編集部)
記者会見が始まった4日午前11時時点で、日本代表は過去最多となる金メダル83個を獲得していた。銀95個、銅91個を合わせた計269個のメダルも、1994年の広島大会の218個を上回る過去最多となっている。井上団長はその要因について「自国開催の利点を生かすことができた」とし、「慣れ親しんだ場所で、食事や試合環境など、各競技団体が周到な準備を行っていただいた。選手との連携も強固に図ってもらえたことが良い結果につながった」と分析した。
一方で、今大会最多のメダルを獲得した中国(金169個、銀89個、銅83個)について「圧倒的な力を発揮している」と評し、「銀、銅メダルは日本の方が多いが、金メダルはダブルスコアをつけられて敗れている。大差で敗れた試合もあれば、接戦の中で敗れたものもあるので、(まずは)接戦をものにできる準備をロス五輪に向けてしていかなければならない」と課題も口にした。
また、選手に対しての誹謗中傷の状況も明らかになった。チームスタッフによると、10月3日の集計時点で、SNSやニュースサイトのコメント欄などで計21万6714件の日本選手団についてのコメントを確認しているという。大半は選手への応援や後押しになるコメントだったというが、747件については「各プラットフォームのポリシーに照らし合わせたり、弁護士と相談したりしながら、削除申請を行った」(スタッフ)という。

井上団長は、「選手たちを守れる環境を作れるように努力してきた。まだまだ課題は残っているところはあるので、各関係組織の連携を図った上で、選手たちが安心安全に試合に臨める環境を作っていけるように努力していきたい」と話した。
