お口と姿勢の専門家であるまい先生が、YouTubeチャンネル「まい先生の天才保育チャンネル」にて「離乳食中の「舐め行動」を否定しないで!発達のプロが教える重要性」と題した動画を公開した。動画では、一見行儀が悪く見える「お皿舐め」や「蓋舐め」が、子どもの口の発達においていかに重要な役割を果たしているかが解説されている。

まい先生はまず、外食や人前でのマナーは大切だと前置きしつつも、発達の視点から見ると舐める行為を「全部すぐ止めるのはちょっともったいない」と指摘する。食べるという行為は、舌を前に出すだけでなく、上下左右に動かし、丸めたり広げたりといった複雑で細かい動きの組み合わせで成り立っている。

動画内では、平らなお皿や蓋についたヨーグルトを舐める時の舌の動きを具体的に分析。舌先を伸ばして表面に触れ、食べ物の場所を探して左右に動かすといった一連の動作は、感覚情報に合わせて舌を動かす「感覚の運動学習」の一つだという。赤ちゃんの頃は顎や頭も一緒に動いてしまうが、発達に伴い舌を単独で動かせるようになる。お皿舐めは、舌だけで食べ物を取る感覚を自身の中で統合していく重要な過程であると語られた。

また、舌の使い方を学ぶ根本的な理由にも言及されている。舌を様々な方向に動かす経験は、食べ物を口の中で移動させて歯茎に運び、集めて飲み込むといった摂食の基本となる。さらに、舌の形を変える動きは発語にも直結しており、この経験が不足すると、将来的に発音の置換が起きたり、うまく噛めずに食べこぼしたりするリスクがあると明示した。

動画の終盤では、マナーと発達を切り離して考えることを提案。「外食の際はスプーンを使わせるなどルールを決めつつ、家では安全・衛生面に問題がなければペロペロさせてあげる」といった家庭内での工夫を勧めている。「舐める」という行為は単なる行儀の悪さではなく、将来の「食べる力」や「話す力」を育むための大切なプロセスであることが深く理解できる内容となっている。

チャンネル情報

保育士資格所有、発達発育のプロ「まい先生」が保育士の観点と、お口と姿勢の専門家さんの意見を取り入れての発達や天才脳を育てるための情報を発信しています。 ~~まい先生プロフィール~~ 子どもの能力をのばす口腔育成 THDCLLC代表 医療法人 理事 発達支援士 保育士/幼稚園教諭