脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「夜見る夢と、人生の夢は、自己理解を通してつながっている。」を公開した。動画では、「夜見る夢」と「人生の夢(目標)」が、同じ「ドリーム」という言葉で表現されることの不思議さについて、自己理解という観点から独自の考察を語っている。

茂木氏はまず、睡眠中に見る夢について「色々なことを経験してそれを整理したり定着する時に出てくる」と説明。「自分自身がどういう人間かを理解する上で役に立つ」と述べ、夜の夢が自己理解のためのメタ認知として機能しているとの見方を示した。

続いて、将来の目標や希望としての「人生の夢」に言及した。小学校の文集などで書かれる将来の夢について、「結局自分がこういう人だっていう仮説」であると指摘。大人になるにつれて夢が変わることもあれば、そのまま進むこともあるとし、「いずれにせよ、その時々の人生の目的や希望としての夢は、自分はこういう人間であるという理解に基づいている」と語った。この自己理解を深めるために、記憶の整理や定着に基づく夜の夢が必要となるため、同じ言葉が使われているのではないかと推測している。

一方で、夜見る夢は「なんでこんな夢見るんだろう」と感じるほど、ストレートには意味がわからないことが多いと指摘。「そこがまた自分を理解することの難しいところ」としつつも、ユングやフロイトといった心理学者が研究してきたように、夜の夢の不思議さが「人生の目的の夢を考えていく上でも大事なヒントになる」と述べて動画を締めくくった。

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