韓国はF組を2位通過し、準々決勝でウズベキスタンと対戦。シン・サンウ監督(写真)は「綿密に分析して備えなければならないだろう」と語る。(C)Getty Images

写真拡大

 韓国女子代表のシン・サンウ監督が、3年ぶりに行なわれた“南北対決”での引き分けに悔しさを滲ませた。韓国メディア『スポーツ京郷』が伝えている。

 韓国は9月21日、静岡のスタジアムエコパスタジアムで行なわれたアジア競技大会のグループステージF組最終節で北朝鮮と対戦し、1-1で引き分けた。

 この結果、韓国は北朝鮮と同じ2勝1分けで勝点は並んだものの、得失点差で7ゴール及ばず、F組2位でグループステージを終えた。準々決勝ではG組2位のウズベキスタンと相まみえる。

 北朝鮮戦の試合後、シン・サンウ監督は「私たちの目標はF組1位だった。必ず勝たなければならない試合だった」と切り出し、「幸いにも自分たちが崩れて2位になったわけではない。選手たちは懸命に走ったが、北朝鮮の方に幸運が味方した」と振り返った。

 記事では、指揮官がそう口にしたのは「それだけ韓国の選手たちのパフォーマンスが悪くなかったという意味だ」と指摘。特に、後半に途中出場してすぐ同点ゴールを決めたユン・スジョンについては、チームの新たな未来として浮上するに十分な活躍だったと評価している。
 
 一方で、シン・サンウ監督はチームの課題にも言及。「今日の試合を振り返ると、パスミスが頻繁にあったのは残念だ。失点の場面も、ボールの処理をしっかりしていれば生まれなかっただろう」と反省点を挙げた。また「それでも崩れずに追いつき、逆転するために最善を尽くしたことは良かった点だ。WKリーグでも交代カードとして素晴らしかったユン・スジョンが今日、ゴールを決めてくれたことには感謝している」と称えた。

 F組2位になったことで、韓国は長距離移動という負担を背負うことになった。もし1位で突破していれば、決勝まで移動することなく試合に臨めたが、2位通過のため、ウズベキスタン戦はグループステージの初戦と2試合目を戦った大阪の長居陸上競技場が会場となる。

 この点についてシン・サンウ監督は「大阪から静岡へ移動するのに5時間かかった。移動の負担があるので北朝鮮に勝ちたかった。選手たちも切実だった。結果は引き分け。再び大阪へ行かなければならないので、重要なのは回復だ。最終目標を達成するためには、しっかり休み、ウズベキスタンとの準々決勝から準備しなければならない」と語った。

 次戦の相手であるウズベキスタンとは「私が就任してから三度目の対戦になる」という。「アジア大会に参加したチームの中で、試合運びが最も良い。綿密に分析して準々決勝に備えなければならないだろう」と警戒した。

 北朝鮮との対戦に関しては、「特別な動機付けはない」と述べ、「北朝鮮が強豪チームだからこそ勝ちたかった。監督として最善を尽くしてくれた選手たちに感謝する。サッカーは勝敗で結果を出すもの。政治的なことは関係ない」と付け加えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

なでしこジャパンが3連勝でGS首位通過! 台湾に4-0快勝、3戦20得点&無失点で決勝Tへ【アジア大会】