YouTubeチャンネル「オオカミ少佐のニュースチャンネル」が「【元海上自衛隊幹部が解説】VS中国&ロシア!日本は海上封鎖されるのか?!」を公開した。動画では、元海上自衛隊幹部のオオカミ少佐が、台湾有事の際に中国とロシアが日本を海上封鎖できるのかという疑問について、地理的・軍事的な観点から詳細に解説している。

オオカミ少佐はまず、台湾有事に伴う日本の危機として、日本の生命線であるシーレーン(海上交通路)の封鎖を挙げる。しかし、「日本本土を完全に囲い込んで封鎖するのは極めて難しい」と断言。日本の広大な排他的経済水域や日米の強力な海空戦力を前に、中国海軍が長期間にわたり制海権と航空優勢を維持することは不可能だと説明した。

また、ロシアが少数精鋭の原子力潜水艦を投入して通商破壊を狙うシナリオについても言及。潜水艦の存在は脅威であるものの、ロシア太平洋艦隊の母港であるヴィリュチンスク海軍基地の防御力の低さや、広大な太平洋における民間商船の目標識別の困難さなど、致命的な弱点が存在すると指摘した。

一方でオオカミ少佐は、完全な封鎖は不可能でも、マラッカ海峡などのチョークポイントを脅かす「事実上の部分封鎖」によって、日本経済に致命的なダメージを与えることは十分に可能だと警鐘を鳴らす。しかし同時に、中国自身も貨物貿易の約95%、原油輸入の70%以上を海上輸送に依存しており、特にマラッカ海峡は中国にとっても深刻な生命線である「マラッカ・ジレンマ」を抱えていると分析する。

もし中国が武力行使によって日本側のシーレーンを脅かせば、それは自国の巨大なシーレーンをも危険にさらし、自国の経済と社会システムを崩壊の危機に追い込む「巨大なブーメラン」になると結論付けた。台湾有事における海上封鎖が単なる机上の空論ではなく、双方が国家の存亡を懸けた壮絶な消耗戦になる可能性が高いことを示す、知的好奇心を刺激する内容となっている。

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