中国の大手テクノロジー企業であるTencentがAIモデル「Hy4 preview」を2026年8月28日に公開しました。GPT-5.6 Solなどの最先端モデルに匹敵する性能を備えており、オープンモデルとして無償公開されています。

Introducing Hy4 preview | Tencent Hy

https://hy.tencent.ai/research/hy4-preview





Hy4 previewは総パラメーター数7700億・アクティブパラメーター数490億のMoEモデルで、最大コンテキスト長は100万トークンです。

TencentはHy4 previewを「最先端のオープンモデル」とアピールしています。「Hy4 preview(濃い青)」「Hy3(水色)」「Qwen3.8 Max」「DeepSeek V4 Pro 0813」「GPT-5.6 Sol」「GLM-5.3」「Kimi K3」「Claude Opus 5」の各種ベンチマーク結果が以下。Hy4 previewはエージェント性能を測定するSWE Atlas RefactoringでGPT-5.6 Solを上回っています。



SWE-bench ProでもGPT-5.6 Solを上回りました。





Hy4 previewは長期的なタスクの理解・計画・検証といった能力が向上し、ドキュメント作成やゲーム開発など幅広いタスクに対応可能とのこと。



100万トークン当たりのAPI料金はキャッシュ済み入力が0.042ドル(約6.7円)、通常の入力が0.834ドル(約133.4円)、出力が2.501ドル(約400.0円)です。



Hy4 previewはオープンモデルとして公開されており、以下のリンク先からダウンロード可能。ライセンスはApache License 2.0です。ただし、Hy4 previewを実行するには約1.5TBものVRAMが必要です。

tencent/Hy4-preview · Hugging Face

https://huggingface.co/tencent/Hy4-preview



TencentはHy4-previewの量子化版も公開しており、Q4_K_M版なら435GiB、STQ1_0版なら214GiBのVRAMで実行可能です。





STQ1_0版は「量子化する対象を選択し、1.31-bit STQ1_0と2.06-bit IQ2_XXSを使い分ける」という手法を採用しており、性能劣化を抑えることに成功したとのこと。以下のグラフはBF16版(量子化を施していないオリジナルモデル)とSTQ1_0版のベンチマークスコアを比較したもので、サイズの差に対して性能の差が小さいことが分かります。



Hy4-previewの量子化版は以下のリンク先からダウンロードできます。

AngelSlim/Hy4-preview-GGUF · Hugging Face

https://huggingface.co/AngelSlim/Hy4-preview-GGUF