訪韓外国人の医療観光需要が急増、高級ホテルがソウルへ続々進出―韓国メディア
2026年8月21日、中国メディアの環球網は韓国の英字新聞コリアタイムズの記事を基に、訪韓外国人の旅行目的がショッピングから医療美容や韓流文化体験へと移行し、ソウル市内のホテル業界に影響を与えている現状を伝えた。
記事は初めに、8月にリニューアルオープンしたホテル「ザ・グランド・ロッテソウル(旧ロッテホテルソウル)」が客室数を737室から590室に減らし、1室当たりの収益を引き上げたほか、低層部に入居している皮膚科などの医療施設を拡大したことに言及し、「増加する医療観光目的の訪韓外国人に照準を合わせている。消費能力が比較的高く、宿泊の期待度もより高い観光客に対し、ソウルのホテル業界は『客室多売』から『(宿泊時間を)より長く、(消費を)より多く』の方針に変わったようだ」と指摘した。
韓国観光公社によると、今年上半期の訪韓外国人は約1071万人で、前年同期比21.3%増だった。また、聯合ニュースによると、5月の訪韓外国人による「グローバル韓流消費額(観光と無関係な消費や宿泊費・交通費など韓流文化の影響を受けにくい消費を除外して算出される金額。ショッピングや文化体験、スポーツ観戦などが対象)」は前年同期比73.7%増の約1兆4130億ウォン(約1475億円)に達し。うち美容関連消費の割合は21.1%だった。韓国BCカードの統計によると、今年上半期の訪韓外国人の利用金額は53.6%増で、うち医療関連が98%増、さらにその中のスキンケア美容関連の消費は109.8%増だった。
記事によると、医療観光の需要急増を背景に、ソウル市内のホテル業界ではハイエンド化が加速している。27年以降にはジャヌ、ローズウッド、マンダリン・オリエンタル、カペラといった世界トップクラスの高級ホテルブランドがソウルに進出予定だ。ホテル市場の拡大に伴い、規制の見直しも進められている。韓国文化体育観光部は7月に1000点満点の評価基準を統一した新しい格付け制度(等級を星の数で明示)を導入した。違法な料金請求が発覚したホテルには30点の減点が科されるが、これは消防安全基準違反の減点の3倍に相当し、場合によっては格付け(星の数)の引き下げにもつながるという。(翻訳・編集/原邦之)

