「戦争は大切な家族にも関わる現実だった」曾祖母の日記を読んだ中学生が語る平和への思い 戦没者追悼式で記憶を繋ぐ決意を新たに(山形市)
山形市できょう(20日)、戦争で亡くなった人々を追悼する式典が開かれました。
参加者は平和への誓いを新たにするとともに、戦争の記憶を繋いでいく重要性を改めて感じているようでした。
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佐藤孝弘 山形市長
「戦争の悲惨な記憶や命の尊さを次の世代に継承することこそが、今を生きる私たちの使命であると感じている」
山形市で行われた戦没者追悼式には、関係者や遺族ら200人あまりが参列しました。
県遺族会によりますと、戦争で亡くなった県出身者はおよそ4万人で、このうち4721人が山形市出身だということです。
■戦争を語り継ぐ人の減少への懸念
式典で追悼の言葉を述べた県遺族会の冨澤会長は、生後4か月のときに父親が戦地に赴き、帰ることはありませんでした。
顔も見ることができなかったということです。
冨澤会長は、戦争を知る人、そして語ることができる人が減り続けている現状への懸念を強くしています。
県遺族会 冨澤善右衛門 会長
「遺族会の高齢化によって会員数が減少していくのが一番悲しい。戦争してはいけないということを常に認識してもらうためにも、こういう式典は絶対に必要」
今年の遺族会の会員数はおよそ5300人です。
ピークとなっていたおよそ30年前の5分の1ほどにまで減少しました。
■曾祖母の日記読んだ中学生「大切な家族にも関わる現実だった」
若い世代への継承が課題となるなか、きょうの式典では、戦争を経験した曾祖母の日記を読んだ、中学生の後藤明莉さんも平和への思いを語りました。
山形市立第三中学校 3年 後藤明莉さん
「戦争は遠い遠い昔の出来事で私には関わりのないことだと思っていました。でもそうではなく自分の大切な家族にも関わる現実だったことを知りました。体験した人が少なくなる今、私たちがこの記録を読み次の世代へ伝えていくことこそが、平和を守ることに繋がるのではないでしょうか」
戦後81年。
参加者たちは、戦争の記憶を後世に語り継ぐ決意を新たにしているようでした。
