熊谷俊人千葉県知事の公式Xより

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13日の記録的豪雨により、千葉市内では道路上に動かなくなった車両が一時、約2500台確認された。このうち、交通に支障をきたしている車両は約200台だったが19日、完全撤去のめどがついたという。だが、豪雨による水没や浸水で動けなくなった車両は想像以上に多く、生活の足を失った住民や被害者は、修理費用などの負担に頭を悩ませている。

置き去りにする勇気も必要か 千葉の記録的豪雨で見直される「自動車の水没事故」

ここで気になるのが、自動車が冠水したときの対処法である。冠水した車両は走行を避け、浸水した場合はエンジンを止めて安全に避難することが最も重要。冠水道路を走行することは非常に危険であり、水深が車の床面(ドア下端)を超えると、車外の水圧でドアが開かなくなり、エンジンは停止する可能性が高い。

とくにハイブリッド車や電気系統が多い車種は、冠水によるショートや火災のリスクもあるようだ。

JAF(日本自動車連盟)によれば、「車内に水が浸入してきた場合は、まずエンジンを停止」し、「片足で水深を確認しながら、ゆっくり両足をつけて進入方向に戻るように避難」との指示を出している。

また、脱出しても濁った水では道路状況が分かりにくいため、「一歩ずつ慎重に確認しながら移動することが重要」といった注意喚起を促し、「窓が開く場合は、背中側から窓の外に身体を出すと脱出しやすくなります」といったアドバイスも付け加えている。

そのうえで、一度でも浸水した車はいかなる場合もエンジンをかけてはいけないと警告。これは、エンジン内部や電気系統に水が残っていると破損や感電、火災の危険があるために整備工場などで点検や修理を依頼する必要があると呼びかけている。

そして、最も気掛かりなのが費用面ではないだろうか。結論からいうと、車両保険に加入しているかが全てである。

日本損害保険協会は、任意の自動車保険に車両保険を付けていれば「台風や洪水などの風水災等によって自動車が損害を被った場合に保険金が支払われます」としている。車両保険には補償範囲がフルカバーされる「一般型」と、範囲を厳選もしくは自身で選択する「エコノミー型(車対車+A)」がある。

今回のような豪雨による被害は「水害」に該当するので、おそらくは車両保険でカバーできる。よって、車両保険に加入なしの場合は撤去や修理、廃車費用などは自己負担となる。なお、車両保険を利用した場合、一般的に「1等級ダウン事故」に該当し、翌年の等級が1等級下がる。

また、残価設定型クレジットのようなリース車両だが、月額に任意保険料が含まれていれば、保険の対象となるため、利用者は撤去など自己負担がない流れになる。車両を所有している人は、自身の保険証券を確認し、今一度見直してみるのもいいだろう。