台風で1時間の休暇を申請した従業員に1500元の罰金?会社が謝罪―中国メディア
2026年8月14日、中国メディア・九派新聞は、台風による荒天で1時間の休暇を申請した従業員らに過度な減給処分を下した上海の企業が、SNSでの炎上と行政指導を受けて処分を撤回し謝罪したと報じた。
記事によると、この会社では今月10日に台風13号が通過した際、社員2人が暴風雨による冠水で通勤に時間がかかって遅刻することを懸念し、出社を1時間遅らせるための休暇をシステムで申請した。
この申請について、総務担当の社員は一次承認したものの、社長が承認を拒否し、出社後に休暇申請した社員を叱責。その後会社は、社員2名の業績手当を20%カットし、申請を一次承認した総務担当者の業績手当を50%カットする処分を決定した。カット額は最大で約1500元(約3万5000円)に上ったという。
そして、13日に本件がSNSで話題となり注目を集めると、上海市人力資源社会保障局と市場監督部門が合同で緊急調査と会社側への説明を実施。調査の結果、処分は決定されていたものの未実行であったことが確認され、会社側は13日夜に処分決定を撤回して当該社員3名に謝罪し、和解に至ったとのことだ。
記事は、上海市の関連部門が事案前日の9日夜の時点で、台風の影響による遅刻や欠勤に対して減給や処分を行うことを禁止する通知を出していたことに触れ、同市閔行区人力資源社会保障局の厳春華(イエン・チュンフア)執法科長が、台風などの悪天候は「不可抗力」に該当し、これを理由とした減給や処罰は法律上認められないと説明したことを伝えている。(編集・翻訳/川尻)

