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支持率低迷に苦しむトランプ大統領にとって、中間選挙は厳しい戦いが予想されます。どうしても勝ちたいトランプ氏は、奥の手に打って出ています。

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「勝てなければ弾劾される」中間選挙の危機感あらわに

イランに対し、優位な立場をアピールするトランプ大統領。

トランプ大統領(14日)
「大負けしているイランを完全に打ち負かした後、ホルムズ海峡をアメリカ領であると宣言するつもりだ」

ところが、実際はイランがホルムズ海峡を事実上封鎖しており、戦争被害に対する補償などの条件をのまなければ通航は再開しないとアメリカに突きつけています。

膠着状態が続く中、トランプ氏は、イランがホルムズ海峡での通航を完全に再開すれば勝利宣言し、重要だった核開発に関する合意を結ばないまま幕引きを図っていると、アメリカメディアが伝えています。

トランプ氏が早期の幕引きを図る背景にあるとみられるのが、11月に控える中間選挙。

ホルムズ海峡封鎖に伴うガソリン価格の高騰などがトランプ氏への不満を増大させ、支持率は下がり続け、40%を下回りました。

2026年初め、トランプ氏は、こんな発言をしていました。

トランプ大統領(1月)
「もし中間選挙で勝てなければ、民主党は私を弾劾する口実を見つけるだろう。私は弾劾されることになる」

中間選挙で民主党が勝利すれば、大統領を罷免できる弾劾に向け勢いづくため、トランプ氏は選挙への危機感をあらわに。

“急進左派”の相次ぐ勝利

そうした中、8月ミシガン州では、野党・民主党の上院議員予備選挙が行われ、反トランプでイスラム教徒のエルサイード氏が勝利。

民主党 エルサイード候補(5日)
「ドナルド・トランプに立ち向かえる議員を探しているなら、私がその候補者だ」

“急進左派”とも呼ばれ、富裕層への増税や格差是正を訴え、支持を伸ばしたのです。

これに先立ちニューヨーク州では...

ニューヨーク マムダニ市長(6月)
「勝利はニューヨーク市民が新しい政治を渇望していることの表れだ」

ニューヨーク州の民主党下院予備選。トランプ氏が目の敵にするマムダニ市長が支援した、こちらも“急進左派”の候補が相次いで勝利したのです。

また、共和党の牙城といわれるテキサス州の民主党上院予備選では次世代のスターとも称されるタラリコ氏が勝利。

無党派層に人気の高いオバマ元大統領からも全面的な支持を受け、アメリカメディアは「テキサスで民主党が38年ぶりの歴史的な勝利を収める可能性がある」などと報じています。

中間選挙に向け、民主党に対抗するため、トランプ氏は早くもこんな手を打っていました。

トランプ大統領(2025年7月)
「単純な選挙区の再編だ。これで5議席は確保できる」

2025年、テキサス州でトランプ氏の働きかけにより、選挙区の区割りを共和党に有利になるように変更され、優勢な選挙区が5つほど増えるとみられています。

こうした恣意的な選挙区の区割りは、アメリカで「ゲリマンダー」とよばれています。一体どういうものなのでしょうか。