J1町田がFW小川航基獲得へ 年俸3億円超の条件提示か W杯で活躍もオランダ・NECでは出場減
J1町田がオランダ1部NECに所属する日本代表FW小川航基(29)の獲得に動いていることが15日、分かった。複数の関係者によると、既に年俸3億円(推定)を超える条件を小川サイドに提示したという。目標に掲げるJ1初優勝へ向けて、北中米W杯で日本代表入りしたストライカーにラブコールを送った。
小川は桐光学園高から16年に磐田へ加入し、プロ生活をスタート。期待されながら苦戦する時期が続いたが、22年に加入した横浜FCでJ2得点王を取り、点取り屋として覚醒した。翌年夏に欧州へ渡り、NECでの初年度からリーグ戦2ケタ得点(11点)を残すなど、今季までの3シーズンで26点を奪った。第2次森保ジャパンにも継続的に招集され、北中米W杯では3試合に出場。1次リーグ初戦のオランダ戦では、結果的にMF鎌田大地のゴールとなったが、豪快なヘディングシュートで同点弾をアシストした。
W杯後には「次の4年後はしっかり点を取りたい」と決意を示していたが、昨季終盤はNECで控えに回り、出場機会が減少。W杯で合流が遅れた今季も、欧州CL3次予選ではベンチ外となっている。関係者によると、引き続き欧州でのプレー継続を希望しているが、地元の横浜市から近距離で、豊富な資金力を持つ町田を選ぶ可能性はある。
町田には、小川と同世代のFW相馬勇紀、DF中山雄太らA代表経験者が多く在籍。197センチの大型FWイエンギもオーストラリア代表として今夏のW杯に出場するなど、戦力は国内屈指だ。黒田剛監督(56)のもと堅守を持ち味とする一方で得点力は一部の選手に依存している。A代表通算18試合で11得点の決定力を誇る小川が加われば、隙の無いチームが完成する。
Jリーグの今夏の移籍ウィンドー(移籍可能期間)は来月16日まであり、町田は粘り強く交渉を続けていく。小川が国内への復帰を決断すれば、今オフではFW後藤啓介(21)、FW前田大然(28)、DF冨安健洋(27)に続き4人目のW杯戦士の移籍となる。
◆小川 航基(おがわ・こうき)1997年8月8日、神奈川・横浜市生まれ。29歳。神奈川・桐光学園高から2016年に磐田加入。19年夏に水戸へ期限付き移籍を経て22年に横浜FC入り。同年26得点でJ2得点王と同MVPを獲得。23年7月にオランダ1部のNECに期限付き移籍し、24年7月に完全移籍。日本代表デビュー戦となった19年12月の東アジアE―1選手権・香港戦でハットトリック。代表通算18試合11得点。右利き。186センチ、78キロ。
