千葉県で記録的な豪雨となった理由とは 今日14日も非常に激しい雨に警戒

千葉県では昨日13日から記録的な豪雨となりました。線状降水帯が3回発生し、記録的短時間大雨の情報は計25回も発表されました。一時レベル5大雨特別警報やレベル5土砂災害特別警報も発表されました。この豪雨が発生した理由として、湿った空気や上空の寒気が影響したと考えられます。 今日14日も非常に激しい雨に警戒が必要です。
千葉県で記録的な豪雨

千葉県では昨日13日から記録的な豪雨に見舞われました。
・気象防災速報「記録的短時間大雨」は千葉県内で計25回も発表されました。
・気象庁はレベル5大雨特別警報やレベル5土砂災害特別警報を発表しました。どちらも新たな防災気象情報の運用開始後、初めての発表となりました。
・24時間雨量は千葉市で367.0ミリ(午前10時00分まで)と観測史上1位の大雨となり、平年の8月ひと月の雨量のおよそ3倍の雨が一気に降りました。佐倉市で259.0ミリ(午前9時50分まで)と8月1位の記録に、茂原市で247.5ミリ(午前3時30分まで)と平年の8月ひと月の雨量の2倍以上となりました。また、我孫子市で213.0ミリ(午前10時20分まで)、館山市で211.0ミリ(午前9時20分まで)、船橋市で210.0ミリ(午前6時40分まで)と8月1位の記録を更新しました。
この大雨で土砂災害や道路の冠水が相次ぎ、大網白里市などでは大規模な冠水も発生しました。停電や列車の運休など交通機関に影響もでています。
千葉県で豪雨となった理由

千葉県で記録的な豪雨となった理由は、以下のような要因が重なったことが考えられます。
①元台風15号がもたらした暖かく湿った空気や千島近海の高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込んだこと。
②寒冷渦(上空の寒気を伴った低気圧)があり、大気の状態が非常に不安定であったこと。
③関東の内陸からの冷気に暖かく湿った空気が乗り上げて千葉県付近で対流雲が連続で発達したこと。
今日14日も大気の状態が非常に不安定

今日14日も関東では大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。所々で雨雲や雷雲が発達する予想です。雷を伴った非常に激しい雨が降って大雨となる所があるでしょう。関東甲信地方で明日15日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で150ミリです。今のところ、雨雲は西から東へ移動する予想ですが、昨日のように雨雲が同じ所に留まれば、さらに雨量が多くなるおそれがあります。
千葉県では昨日13日からの大雨により普段よりも少ない雨でも土砂災害や洪水災害の危険度が高まるおそれがあります。千葉県のレベル5大雨特別警報はレベル4大雨危険警報に、レベル5土砂災害特別警報はレベル4土砂災害危険警報に切り替わっていますが、引き続き、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。雨が降っていなくても、遅れて土砂災害が発生する可能性もあり、危険な斜面には近づかないようにしてください。
また、千葉市の最高気温は29℃の予想で、厳しい暑さではないものの、ムシムシするでしょう。停電が続き、エアコンが使えない地域もあります。こまめに水分を補給するなど熱中症にも注意してください。
